遊戯王OCG アンデット族講座

アンデット族モンスターが好きな方必見‼

唸れ徒花!グローアップブルーム!

 

今回は、アンデット族デッキのキーパーツの1つである、グローアップ・ブルームの重要性について考察しました。

 

このタイミングでブルームを取り上げた理由は、遊戯王OCGのアンデット族強化の流れがEXモンスターではなくメインモンスターに寄る傾向にあるからです。ありがたいことに度々新規カードをもらっているものの、効果の発動後アンデット族モンスターしか特殊召喚できなったり、高レベルの効果モンスターであったり、色々な縛りがあるカードばかりです。しかし、これらの新規カードはブルームの効果とかみ合う効果が多く、アンデット族におけるブルーム自体の汎用性が徐々に広がってきていると考えられます。

 

ここでブルームの重要なところは、サーチ範囲が広くなる一方で、特殊召喚のキツイ縛りがあるところです。このまま上級アンデット族の新規カードを貰い続けると、今後の収録カードや制限改定によってブルームの強さが変わる可能性があります。現状、ブルームは今期のアンデット族デッキでかなり活躍しています。変動するカードプールの中で、デッキ構築の見直しのために、この記事を参考にしてもらえれば嬉しいです。さっそく、ブルームの扱いをおさらいしていきましょう。

f:id:azuki1230:20200229215414j:plain

パッチリおめめがカワイイ(・∀・)!!
  • 安定した展開の要

星5以上のアンデット族をサーチまたは特殊召喚できる効果は、アンデット族デッキの安定した動きを支えてくれます。また、ブルームは星1闇属性チューナーという性質から、他のアンデット族モンスターよりもサポートカードに恵まれている部類です。たとえブルームがデッキに埋まっていたとしても、簡単にアクセスしやすいと思います。

ブルームのサポートで、手軽なデッキからのアクセス手段を下記に挙げました。

 

  • モンスター:ユニゾンビ、不知火の隠者、牛頭鬼、堕ち武者、ゴブリンゾンビ、ピラミッドタートル、 終末の騎士、ダーク・グレファー、マスマティシャン、水晶機巧ーハリファイバー、ユニオン・キャリア―、アドヴェンデット・セイヴァー、シューティング・ライザー・ドラゴン
  • 魔法:おろかな埋葬、ワン・フォー・ワン、ダウンビート
  • 罠:身代わりの闇

 

f:id:azuki1230:20200229232510j:plainf:id:azuki1230:20200229232734j:plain

 

これらのうち、環境の高速化のため採用されるカードの種類は厳選されていきます。現状のアンデット族デッキにおいて、ハリファイバーが有用なアクセス手段となっています。ハリファイバーは、チューナーを含むモンスター2体を揃えればデッキから手軽にブルームを特殊召喚できます。ただし、その強さと汎用性から制限改定で禁止になる可能性があり、ハリファイバーにばかり頼っていられない状況です。一方、同じリンク2のユニオン・キャリアーもデッキからブルームをアクセスできます。召喚条件の縛りはありますが、アンデット族デッキなら問題ないと思います。しかし、装備対象を用意しなければならない点に使い辛さを感じるかもしれません。もし、ハリファイバーが使えなくなった場合、ユニオンキャリアーが重宝されるかもしれません。ハリファイバー以外のブルームへのアクセス方法を模索する必要があると思います。また、魔法・罠によるサポート層が薄いので、今後の新規に手軽なブルームのアクセス手段が増えれば良いですね。

 

  • アンデットワールドと併用採用が望ましい

高レベルモンスターを場に特殊召喚できる効果は特有で魅力的です。ブルームの効果を最大限に発揮するためには、アンデット・ワールドとの併用が望ましいです。その影響により、デッキの空きスロットを結構使ってしまいます。よって、手札事故の兼ね合いからブルームの採用を見送る機会があると思います。アンデット・ワールドの種族メタ効果を目的にするなら、採用の価値はあります。しかし、アンデット・ワールドの恩恵が薄いデッキに、アンデット・ワールドを無理やり入れることはお勧めできないです。ブルームの採用によって、デッキの事故率を上げないように気を付けましょう。

f:id:azuki1230:20200226123607j:plain

 

サーチ効果にスポットを当てれば、アンデット・ワールドを採用する必要がないかもしれません。現段階で、手札で発動する効果持ちの星5以上のアンデットは存在します。アンデット族の儀式モンスターはアンデット・ワールドがあっても召喚制限によりデッキから特殊召喚できません。それらの場合に限りブルームの採用を考えてみても良いと思います。大抵、高レベルモンスターをフィールドに出す方が強いので、サーチ効果にスポットを当てることは稀だと思います。今後、強力な(アーティファクトーロンギヌスのような)効果を持つ手札誘発系カードが実装されれば、ブルームの採用理由が変わってくると思います。

 

最後にまとめ的なことで閉めます。

これまでの話は憶測の部分が多いですが、ブルームがアンデット族デッキにとっての強さ変動のカギであることをご理解いただけたかと思います。たとえ、相性が良い新規が来たとしても、安易にブルームを入れない方が良いと言えるでしょう。デッキの相性に合わせて採用を考えると良いと思います。もちろん、ブルームがアンデット族デッキすべての強さを担っているわけではありませんが、今後の新規によって化けるカードだと思っています。

課題としては、アクセス手段をモンスター(召喚権)に依存しすぎなところがあり、優秀なハリファイバーはマストカウンターになりやすいです。そして、ハリファイバーは来期で禁止カードになる可能性もあるので、ハリファイバー以外のブルームへのアクセス方法を模索する必要があるかもしれません。はやくアンデット族版の竜の霊廟が来てほしいですね。

高レベルモンスターは続々と新規をもらっており、ブルームのリクルート先の種類が増えているので、ブルームは徐々に評価され始めると思います。ストラクの収録カードなので高額にならないと思いますが、アンデット族デッキを使う方なら持っていて損はないと思います。

 

考察は以上です。

読んでくださり、ありがとうございました。