遊戯王OCG アンデット族講座

アンデット族モンスターが好きな方必見‼

ドラグマアンデットの魅力 ~アルバスの落胤を活かしたデッキ構築と展開~

 

今回は、ライズ・オブ・ザ・デュエリストで登場したアルバスの落胤を使ったアンデット族デッキを紹介します。

 

構築に至った経緯は、アルバスの落胤がアンデットワールドと好相性だと気付いたからです。

アルバスの落胤はドラグマと関連するカードで、召喚・特殊召喚時に相手モンスターと融合する効果を持っています。 融合先は灰燼竜バスタードが一般的ですが、攻撃力2,500以上の相手モンスターを素材にしないといけないため使用が限定的です。アンデットワールドを発動すれば冥界龍ドラゴネクロの融合条件を満たすことができ、どんな相手モンスターでも融合素材にできることを思いつきました。

 

アンデットワールドがお好きな方、ドラグマとの組み合わせに悩んでいる方に読んでいただけると幸いです。

 

 デッキ構築はサイドを考えておらず、大会のセオリーと異なる部分があるかもしれませんがご了承ください。

 

何かご質問等があればコメントやツイッターにて答えれます。よろしくお願いします。

https://twitter.com/azuki_painter?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor

 

目次

 

デッキ内容

 

 

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 まずは、主要なカードと投入理由を説明します。カードの詳細については、こちらでカード画像をクリックすると手軽に確認できます。

http://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/member_deck.action?cgid=a2ab89067001df74a6aaedb25bbef416&dno=6&request_locale=ja

 

 

☆メイン40

このデッキの主役で2枚採用です。召喚・特殊召喚時に誘発する起動効果で、融合素材とする相手モンスターは対象を取りません。対象を取らず破壊せずに相手モンスターを除去できるので、遊戯王界屈指の除去性能を持っています。アンデットワールドを発動することにより、どんな相手モンスターでも素材にできるようになることに加えて、特殊召喚時に発動することから馬頭鬼やジャックアボーランで蘇生できるようになります。PSYフレームロードΩやヴァンパイアサッカーでアルバスをサポートすることで、何回でも蘇生し融合効果を発動できるシステムを作ることができます。

しかし、効果にチェーンしてアルバスが処理されると不発になる弱点があります(幽鬼うさぎや奈落の落とし穴など)。主役といっても、あまり性能を過信しないように注意しましょう。効果発動前に伏せカードを処理するか、他の展開で罠を踏みに行くプレイングが必要だと思います。

2枚採用の理由は、手札に2枚以上だぶつくと片方の効果が同じターンで使えないということからです。このデッキには、融合派兵や天底の使徒などアルバスへのアクセスカードは多く採用しているので、2枚採用でも問題ないと感じました。

 

  • 教導の聖女エクレシア、教導の騎士フルルドリス

エクレシアやフルルドリスはEXデッキのモンスターがいれば特殊召喚できるので、リンク召喚の素材に便利です。このデッキではユニオンキャリアーやヴェルテアナコンダのリンク召喚を狙っていきます。そして、ドラグマエンカウンターやフルルドリスをサーチし、相手に合わせた妨害盤面を作ることができ強いです。

エクレシアの2枚採用の理由は、アルバスを直接サーチできるわけではなく、サーチ効果を発動したターンに融合召喚ができないためです。よりドラグマにデッキを寄せたいのであれば、エクレシアの採用枚数は増やしても良いかもしれません。フルルドリスはエクレシアでサーチしたいので1枚だけ採用です。

 

  • 不知火の隠者、ユニゾンビ、馬頭鬼

 彼らの役割は2つあります。1つ目は屍界のバンシーへのアクセス手段です。アンデットワールドがないと、このデッキの真価を発揮できないです。2つ目はハリファイバーやヴェルテアナコンダ、PSYフレーム・Ωなどを隠者1枚で召喚するためです。後述しますが、このデッキでは隠者1枚でアンワドーハの布陣が組めるようギミックを仕込んでいます。

隠者は初動を安定させるために3枚採用にしました。召喚権やアンワバンシーの採用枚数との兼ね合いから、ユニゾンビと馬頭鬼を2枚採用にしています。

 

  • 屍界のバンシー、アンデットワールド

このデッキの軸であり最重要カードです。フィールドにアンデットワールドさえあれば、盤面のまくりや妨害性能が飛躍的に上がります。種族メタも僅かに刺さる時があります。アルバスの項でも書きましたが、融合素材の範囲を広くすることに加えて、アルバスや融合召喚したモンスターを馬頭鬼やジャックで蘇生できるようになります。また、グローアップブルームからドーハスーラやジャックを特殊召喚できれば、妨害の質は向上します。

アンワは初動に欲しいため3枚採用、バンシーはユニゾンビで墓地に落とせるため2枚採用となっています。手札にきたバンシーはアルバスなどで捨てれるので、採用枚数を増やしアンワを発動させやすくしても良いかもしれません。

 

  • 死霊王ドーハスーラ、ジャック・ア・ボーラン、グローアップ・ブルーム

アンワのコンボパーツとして優秀です。ドーハスーラはEXデッキからモンスターを特殊召喚できないターンでも出せる強力な制圧札の1枚です。ジャックは相手ターンにアルバスを蘇生できれば相手モンスターを除去できる妨害札になりえます。グローアップブルームはこれら2枚をハリファイバーからアクセスできます。

 

  • 天底の使徒、融合派兵

アルバスをサーチ・特殊召喚できます。天底の使徒を使ったターンは融合できないので、アルバスを直接サーチするのではなくエクレシアをサーチし、相手ターンでアルバスを特殊召喚できるように準備していきます。融合派兵は召喚権をアンデット族モンスターに回せるので、間接的にアンワへアクセスしやすくなるカードと言えます。

初動を安定させるためにそれぞれ3枚採用です。

 

  • 超融合、簡易融合

強い。

 

  • ドラグマ・エンカウンター

アルバスを再利用しやすくしてくれるカードです。エクレシアでサーチできるので採用枚数を減らしても良いと思います。お好みで調整しましょう。

このデッキでは素引きしても使う機会が多かったので2枚にしています。アルバスだけでなくエクレシアやフルルドリスを特殊召喚できる点も打点強化において優秀です。フルルドリスの3,000打点は容易に出せる割に強すぎます。

パニッシュメントの不採用理由は、EXデッキから特殊召喚できなくなる縛りが次のメインフェイズでのアンデットの展開を邪魔するのと、アルバスや超融合などによる除去が他にあるからです。

 

 

 ☆エクストラ15

  • 冥界龍 ドラゴネクロ、灰燼竜バスタード

アルバスの融合先です。本当はそれぞれ2枚ずつ入れたかったのですが、アンワドーハのルートを投入した結果1枚ずつの採用となりました。バスタードは融合先以外に天底の使徒で落とすための役割もあります。相手フィールドを壊滅できれば8,000ライフをキルできるぐらいのパワーがこのデッキにあるので、採用は1枚ずつで問題ないと思います。

 

超融合を発動できるモンスターで、アンワとの相性は抜群に高いです。この枠は自由枠なので、トロイメアやクロシープなどお好みのEXモンスターに変えて調整すると良いと思います。

 

  • ヴァンパイア・サッカー

アルバスの手札コストを補えます。手札補充効果に加えて、相手モンスターを相手フィールド上に特殊召喚する効果もアルバスと相性良いです。

 

  • 水晶機巧ーハリファイバー、リンクリボー、ユニオン・キャリアー、セキュリティ・ドラゴン、武力の軍曹、虚空海竜リヴァイエール

隠者1枚でアンワドーハを築ける展開パーツです。枠を数枚使うので、隠者1枚からのアンワドーハルートを諦めて別のカードを入れることもアリです。

ハリファイバーはシューティングライザーを出せるので、屍界のバンシーやアルバスへのアクセス手段として使えます。

 

展開例

 

例1)不知火の隠者1枚

 

 言わずと知れたアンワドーハルートです。

 

  1. 隠者を通常召喚、効果でユニゾンビを特殊召喚し馬頭鬼を墓地に送る
  2. 馬頭鬼で蘇生した隠者とユニゾンビでハリファイバー
  3. ハリファイバーの効果でグローアップブルームをリクルート
  4. ハリファイバーを素材にリンクロスをリンク召喚しトークン2体生成
  5. ブルームとトークン2体で武力の軍曹をシンクロ召喚しユニゾンビを蘇生
  6. ニゾンビと武力でリヴァイエール、効果で馬頭鬼を除外ゾーンから帰還
  7. リヴァイエールと馬頭鬼でセキュリティドラゴンをリンク
  8. セキュリティドラゴンとリンクロスでユニオンキャリアーをリンク
  9. 馬頭鬼の効果でブルームを蘇生、ユニオンの効果でブルームにバンシーを装備
  10. ブルーム1体でリンクリボーをリンク
  11. ブルームの効果チェーン1、バンシーチェーン2でアンワ発動ドーハリクルート

 

アルバスの落胤が手札にあれば、ユニゾンビの効果によってアルバスを墓地に送り、ブルームの効果でドーハスーラの代わりにジャックをリクルートすれば、相手ターンにアルバスを蘇生しつつ妨害が可能です。

 

 

例2)天底の使徒+アンデットワールド(or 屍界のバンシー)

 

  1. 天底の使徒でバスタードを墓地に送りエクレシアをサーチ
  2. エクレシアを通常召喚しエンカウンターをサーチ、エンカウンターをセット
  3. アンデットワールドを発動
  4. エンドフェイズにバスタードの効果でアルバスの落胤をサーチ

 

相手ターンにエンカウンターを発動し、相手モンスターを融合召喚で巻き込めます。

アルバスのコストをバンシーにすると、アルバスの効果にチェーンするかたちでバンシーの効果を発動できドラゴネクロを融合できるようになります。

また、コストをブルームにしドーハスーラを立てる動きも強力です。

 

融合派兵+アンデットワールドだと、相手ターンではないですが、通常召喚権を使うことなく融合召喚できます。余った召喚権はユニゾンビでブルームを墓地に送ったり、エクレシアでフルルドリスをサーチしたりして使いましょう。

 

プレイング

序盤はアンデットワールドの発動、または、アンワドーハの布陣を立てれるように動くか、天底の使徒によるドラグマの動きを使ってアルバスの融合を準備していきます。

 

先行の場合、後攻よりも動きやすい利点を活かして妨害に徹しましょう。ポイントはドーハスーラやフルルドリス、無限泡影などモンスター無効をうまく使い、相手モンスターが棒立ちになるようにしてアルバスの融合素材を確保することです。先行では相手モンスターがいないことが多いので、アルバスの活躍機会はほぼないです。

逆に後攻を取ったとしても、アルバスやドーハスーラ、アナコンダなどがいれば相手の盤面を容易に突破することができるでしょう。

 

中盤以降は、ドラゴネクロやバスタードで殴っていき相手のライフを詰めていきます。

ドラゴネクロは実質3,000ダメージを叩き出せるので、馬頭鬼で蘇生したりΩの墓地効果でデッキに戻したりして再利用していきましょう。

バスタードは墓地に送られてもドラグマやアルバスを特殊召喚できるので、後続が尽きにくくなっています。馬頭鬼による蘇生で何回も使いまわすと強力です。

 

ドーハスーラはエクレシアの効果を使っても出せる優秀な制圧型モンスターなので、積極的に特殊召喚を狙っていきます。ブルームやハリファイバーを使えば楽に出せます。

 

このデッキの弱点はアンデットワールドが破壊されることです。

2枚目以降のアンデットワールドどうやって持ってくるかを念頭に置いてプレイしてください。バンシーを墓地に送れば良いですが、それでも物足りない場合ユニゾンビや牛頭鬼を追加するかEXにアドヴェンデット・セイヴァーを入れると良いと思います。

 

 

いかがだったでしょうか?

これを読んで、アルバスの落胤を使ってみたくなったかと思います。

 

アンデットとドラグマのコンボデッキはこれからもブログでまとめる予定ですので、良ければ今後とも当ブログをよろしくお願いします。

更新は不定期ですが、どうか末永くお付き合いください。

 

ご既読ありがとうございました。