ライロアンデで混沌魔龍 カオス・ルーラー
今回は、ライズ・オブ・ザ・デュエリストで登場した『混沌魔龍カオス・ルーラー』とアンデット族との高いシナジーについて語っていきます。
情報公開から少し時期は遅れましたが、デッキを回してみた実際の使用感を交えながらカオス・ルーラーの強さが伝われば良いなと思い記事にしました。
試験的に使用したデッキの参考レシピを載せておりますので、どうか最後までお付き合いください。サイドデッキは考えておらず、大会のセオリーと異なる部分があるかもしれませんがご了承ください。
何かご質問等があればコメントやツイッターにて答えれます。よろしくお願いします。
混沌魔龍 カオス・ルーラー | カード詳細 | 遊戯王 オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ - カードデータベース
目次
アンデット族と相性が良い3点
- デッキトップ5枚を墓地肥やし
①の効果でデッキの上から5枚のカードを墓地に送れます。ランダムですが墓地肥やし能力としては優秀ですね。さらに、墓地に落とすカードの中から光か闇属性モンスターを1枚手札に加えることができます。シンクロ(S)召喚の損失を抑えることができ、ランダムですが墓地に落ちるカードによって今後の展開を後押ししてくれるでしょう。
アンデット族モンスターは墓地で発動する効果や墓地蘇生に長けた種族です。そして、闇属性モンスターが大半を占めるので、手札に加える機会が多いと思います。手札に加える効果は任意なので、そのまま墓地に送ることもできます。これらの特徴がカオス・ルーラーの①の効果と非常にかみ合っていると思います。
- レベル8Sモンスター
アンデシンクロというデッキタイプが存在するくらいにS召喚と縁があるアンデット族デッキですが、レベル8Sモンスターは「不知火の隠者」1枚でS召喚することができます。メインデッキを変にいじることなく、EXに採用するだけで強力な墓地肥やし効果が使えるというわけです。
昔から知られているコンボで簡単にカオス・ルーラーのS召喚が狙えます。
また、すでに前のターンで墓地に送られた妖刀‐不知火があれば、隠者を墓地に送ってレベル8S召喚まで行えます。今は使われていることが少ないですが、ゾンビキャリア+ゾンビ・マスターのコンボでも手軽にS召喚することができます。
このように、アンデット族デッキにおいてカオス・ルーラーのS召喚方法は多く出しやすいイメージがあります。
- 墓地から自己蘇生
②の効果で 墓地の光と闇属性モンスターを1体ずつ除外することによって自己再生します。下級アンデット族モンスターに足りない打点を継続的に補え、リンクやエクシーズ(X)素材などに利用することができます。アンデット族の高い展開力にさらに上乗せすることができ、盤面を制圧しやすくしてくれます。
カオス・ルーラーはドラゴン族なので、アンデット族の種族サポートを受けられずユニゾンビなどの縛りによってS召喚しにくいです。しかし、アンデットワールドで種族を変更すれば、カオス・ルーラーの効果を殺すことなく様々なサポートの恩恵を受けるようになり攻撃宣言ができるようになります。アンデットワールドは属性を変えることがないので、墓地蘇生効果を問題なく発動することができます。
活用例
- 墓地アドバンテージを大量に獲得
馬頭鬼やゾンビキャリアなどの墓地発動モンスターを多く採用しデッキから墓地に送られやすくします。この2種類は名称ターンに1度発動の制限がないのでとくにオススメです。
死界のバンシーはデッキからアンデットワールドを発動できるので、カオス・ルーラーのアンデット族サポートを受けれるようにでき、ユニゾンビによる攻撃不可制限を解くことができます。
- リンクやランク8X素材
自己蘇生効果によってリンクやX素材の損失を消すことができます。②の効果を使ったカオス・ルーラーがフィールドから離れるときゲームから除外されてしまいますが、X素材にすれば再び墓地に送られるので、カオス・ルーラーを何度でも蘇らせることが可能です。
カオス・ルーラーは元々の攻撃力が3000あり戦闘に十分な性能ですが、リンク素材2体分になることができます。頭の片隅に置いておけば戦略の幅が広がると思います。
ランク8Xモンスターには闇属性に「No. 22 不乱健」や、光属性に「No. 38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー」など優秀なモンスターがいるので、それらと組み合わせると面白い展開ができるかもしれません。
参考デッキレシピ
デッキ名:【酒吞ライロ】
カードの詳細については、こちらでカード画像をクリックすると手軽に確認できます。
酒吞童子の効果で除外ゾーンのアンデット族モンスターをデッキトップに置く効果を活用したデッキです。
馬頭鬼で蘇生した酒呑童子の効果により、デッキトップに馬頭鬼を置きます。その後、カオス・ルーラーなどのデッキトップからカードを墓地に送る効果を持つカードを使用し、馬頭鬼を再び墓地に送ります。
名称ターン1制限がないので、酒呑童子と馬頭鬼の効果を何度も使い回し大量展開します。
また、カオス・ルーラーの墓地蘇生効果で光属性モンスターが必要となるので、墓地肥やし性能が高いライトロードテーマと組み合わせました。
このデッキの主要な動きとしては、初動で隠者やユニゾンビによって酒吞童子と馬頭鬼を揃えていきます。そして、星見獣ガリスや光の援軍によってデッキトップの馬頭鬼を落とし、カオス・ルーラーやアカシック・マジシャン、ライトロード・セイントミネルバなどを展開していきます。墓地落ちは運試しって感じで楽しいですが、安定性は5割といった感じです。墓地肥やし効果によって2枚目の酒吞童子と馬頭鬼を落としていきます。
カオス・ルーラーやライトロード・セイントミネルバなどによって墓地に送られたカードと手札による更なる展開からリンクやX召喚を重ねていき、最終的に素材3体以上アポロウーサ+ライトニングマスターを立てることを目指します。
展開の途中で、アカシック・マジシャンやスカルデッドで「異次元からの埋葬」を手札に加えていき、除外ゾーンの馬頭鬼を戻していきます。アカシック・マジシャンの効果で宣言するカード名は異次元からの埋葬一択ですね。1枚で3枚までの馬頭鬼を墓地に戻せるので、アンデット族モンスターをたくさん蘇らせて一気に勝負を決めにいけます。
馬頭鬼3枚を墓地に戻せたとき脳内アドレナリンが ブワッと発生しますね。
いかがだったでしょうか?
混沌魔龍カオス・ルーラーとアンデット族がかなり相性良いことがわかっていただけたかと思います。EXデッキにカオス・ルーラー入れてより良い墓地肥やしライフを送りましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。