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アンデット族が好きすぎる決闘者 🦇👻🎃アズキ🧟♂️☠️🥀(@azuki_painter)さん | Twitter
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【究極にして最強】死霊王ドーハスーラ軸アンデットワールド
今回は、アンデット族使いの登竜門であるアンデットワールドのデッキを紹介します。
紹介に至った理由は、Twitterのアンケート企画にてドーハスーラの記事を希望する票が最も多かったので紹介に至りました。多くのアンデット族愛好家に期待されているテーマであるわけです。種族縛りと除去コントロールが魅力的なテーマですね。
【読者アンケート③】
— アンデット族が好きすぎる決闘者 🦇👻🎃アズキ🧟♂️☠️🥀 (@azuki_painter) 2021年9月18日
デッキ解説記事で、期待してるテーマは?https://t.co/ONcdN9YmKq…
アンデットワールドは2008年にストラクチャーデッキの「アンデットワールド」でフィールド魔法カードとして初めて登場しました。当時、アンデットワールドはお互いのフィールドのみならず、墓地のモンスターの種族をもアンデット族に変える効果が最大の魅力でした。発動するだけで、相手の「戦士の生還」や「リミッター解除」などを封じることができます。そして、アンデット族モンスター以外のアドバンス召喚も行えなくなるので、「邪帝ガイウス」などの召喚も封じることができます。対するこちらは、墓地に存在する「レッド・デーモンズ・ドラゴン」などの強力なモンスターをアンデット族に変え、「馬頭鬼」や「生者の書ー禁断の呪術ー」などで蘇生し再利用するといった芸当が可能です。コンセプトとしては、アンデットワールドでアンデット族モンスターにした相手モンスターを、こちらの「傀儡虫」や「真紅眼の不死竜」の効果などによって自分のコントロール下として奪うというものでした。
余談ですが、この構築済みデッキは、アンデット族に関するサポートカードがまとめて手に入るため、当時デッキを強化するには持って来いのストラクでした。しかし、ストラクを1箱買うだけだと、肝心要のアンデットワールドが1枚しか入っていなかったので、2枚目以降は別途集めなければいけませんでした。そのため、アンデットワールドのギミックを楽しむには多少時間がかかってしまうと思います。
その後、ストラクチャーデッキRシリーズで「アンデットワールド」が選ばれ、よりパワーアップして帰ってきました。アンデットワールドのカード自体が約10年ぶりの再録となります。
特徴としては、既存のコントロール性能をより再現しやすく、しかも、強力なメタ効果まで追加されていました。具体的には、アンデットワールドをデッキから発動できるモンスター「屍界のバンシー」やアンデット族モンスターの効果を無効にする「死霊王ドーハスーラ」などの登場です。
これらの性能はこれまでのアンデット族デッキにはなく、全く新しい要素としてアンデット族使いに受け入れられました。さらに、強力な種族サポートとしての側面もあったため、既存のアンデット族デッキ(最古参テーマのワイト、テクニカルなヴァンパイア、高対応力の不知火など)に恩恵をもたらす結果となっています。
今回紹介するデッキは、上述の再現性の高い強力なコントロール制圧を中心とした40枚構築のデッキとなっています。ストラクチャーデッキR「アンデットワールド」で登場した死霊王ドーハスーラを使って相手ターンにモンスターを除去・効果無効にし、相手の展開を妨害していきます。さらに、効果を使用したドーハスーラを素材に、ハリファイバーの効果でシンクロ(S)召喚したSチューナーでより強力なSモンスターをS召喚していきます。アンデットワールドの種族メタも合わさって、相手をかなり苦しめれると思います。
前置きはこのあたりで、さっそく構築を見ていきましょう。
デッキ構築はサイドを考えておらず、大会のセオリーと異なる部分があるかもしれませんがご了承ください。
何かご質問等があればコメントやツイッターにて答えれます。よろしくお願いします。
https://twitter.com/azuki_painter?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor
目次
デッキ内容
まずは、主要なカードと投入理由を説明します。カードの詳細については、こちらでカード画像をクリックすると手軽に確認できます。
www.db.yugioh-card.comhttp://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/member_deck.action?cgid=a2ab89067001df74a6aaedb25bbef416&dno=59&request_locale=ja
☆メイン40
- 死霊王ドーハスーラ
このデッキにおけるエースアタッカーです。後述するグローアップブルームでデッキから特殊召喚することができる最上級モンスターです。2体リリースしてアドバンス召喚するよりも、効果によって特殊召喚したいですよね。手札に来てほしくないですが、1枚だけだと除外されたときに困るため、2枚採用となっています。
その効果は自分・相手のアンデット族モンスターの効果が発動したとき、その効果を無効にするか、フィールドか墓地のモンスターを1体除外するか、どちらかを選んで適応する効果を内蔵しています。一度適応された効果はそのターンに発動できませんが、同じターンに両方とも適応することができます。
また、「どちらかを選んで適応する」という効果なので、効果発動に対して相手にチェーンの有無の確認をとった後、効果処理中に効果の無効かモンスターの除外を選びます。ルール上、相手にどちらを適応するか宣言してはいけません。除外する効果を選んだ場合、効果の処理中にお互いのフィールド・墓地から1体選んで除外するので、実質対象を取らない除外となります。
ドーハスーラの効果の誘発条件は元々の種族を問わないので、アンデットワールドで種族変更されたモンスターでも効果を起動することができます。この効果がこのデッキにおける最大の制圧ポイントでもあります。アンデットワールド下で発動したモンスター効果はドーハスーラによって無効にできます。そして、好きなタイミング(誘発即時効果)でアンデット族モンスターの効果を発動することにより、フィールドか墓地のモンスターを1体除外することができます。そうすることによって相手の展開を妨害し、安全に次の自分のターンを迎えるようにしましょう。そのためには、ドーハスーラをいち早く場に出し、制圧することが最優先だと思います。
さらに、このカードが墓地に存在するときに自分か相手のどちらかに1枚でもフィールド魔法カードがあれば、次のスタンバイフェイズに墓地から守備表示で特殊召喚できます。相手によって戦闘破壊などで墓地に送られても、リンクやS召喚の素材・禁じられた一滴などのコストにして墓地に送っても、次のスタンバイフェイズに蘇ります。無限リソースですね(笑)。これにより、アンデットワールドが発動してあるけど、ブルームの効果で特殊召喚できなかった、なんて場合でも、おろかな埋葬などで墓地に送っておけば次のターンのスタンバイフェイズに盤面を形成することが可能です。
- 屍界のバンシー
このデッキにおけるメインヒロインです。フィールドや墓地から自身を除外することで、デッキからアンデットワールドを発動できます。このカードのおかげでアンデットワールドの発動確率が格段に上がりました。採用枚数は、後述するユニゾンビや牛頭鬼でデッキから墓地に落とせることと、チューナーではないので初手に来てほしくない理由から2枚に調整しています。
- 不知火の隠者、ユニゾンビ、馬頭鬼
このブログでかなり使われているいつものカード達で、このデッキにおける初動かつ潤滑油です。隠者とユニゾンビはそれぞれ3枚投入し安定性を上げています。
隠者はリリースすることでデッキからユニゾンビかグローアップブルームを呼び出せます。大抵は、ユニゾンビを特殊召喚し、手札やデッキからアンデット族モンスターを墓地に送りつつハリファイバーのリンク召喚を狙います。ゲームの後半では、ハリファイバーを使いきっている場合が多いので、隠者の効果でグローアップブルームを呼び出すこともあります。このことは理解しておきましょう。
ユニゾンビはハリファイバーをリンク召喚するための素材だけでなく、デッキからバンシーを墓地に送ってアンデットワールドを発動するための役割も持っているので、このデッキにおけるキーパーツ的な存在です。展開後に引いてしまっても、馬頭鬼を墓地に送れたりできるので3枚投入しても困ることはありません。
馬頭鬼は墓地からアンデット族モンスターを蘇生できるので、アンデットワールドでアンデット族となったバロネスやフォーミュラシンクロンなどを蘇生することができます。単体ではハリファイバードーハスーラの盤面に繋がらないので、採用を2枚にしていますが、より展開力を伸ばしたいのであれば3枚採用しても問題ないと思います。
- グローアップ・ブルーム
アンデットワールドが存在すれば、墓地に送られたとき、自身を除外することでデッキからレベル5以上のアンデット族モンスターを特殊召喚できます。レベル1のチューナーなのでハリファイバーでデッキから特殊召喚でき、このカードを素材にリンクやS召喚することでデッキからドーハスーラを特殊召喚できます。自身を素材にハリファイバーをリンク召喚することもできます。採用枚数の理由は、初手に来てほしくないことと、2枚目のドーハスーラを特殊召喚できるようにするために2枚採用しています。ハリアンワドーハの盤面を崩されても、リカバリーできれば勝率が上がると思います。
- 牛頭鬼
4枚目のユニゾンビとしての役割と、手札のアンデット族モンスターを特殊召喚できる効果を持っているので1枚採用しています。アンデットワールドやドーハスーラへアクセスできるカードですが、チューナーではないので2枚以上の採用はないと思います。この枠は好みで金満で謙虚な壺などに変えても良いと思います。
- ジェットシンクロン
手札コスト1枚と合わせてハリファイバーをリンク召喚できます。この時、手札コストをバンシーにすれば、アンデットワールドを発動しハリファイバードーハスーラの盤面を作ることができます。また、リンク数を伸ばしたり、ドーハスーラとレベル9Sモンスターを出せたり、少しテクニカルな展開に貢献します。アンデットワールドがあれば、ジェット+手札コスト1枚でアドヴェンデットセイヴァーに化けれると考えてもらえばわかりやすいと思います。コストに関しては、手札に来てしまったドーハスーラや馬頭鬼などを墓地に送れば、損失を軽減することができます。この枠は好みでアーダラやデストルドーなどに変えても良いと思います。
- 灰流うらら、増殖するG、エフェクト・ヴェーラー、屋敷わらし
うららと増Gはダブってでも初手に欲しいので3枚採用しています。対戦環境に合わせて枚数調整・入れ替えれます。幽鬼うさぎやニビルなどのモンスターをお勧めします。このデッキでは9枚がちょうど良い配分だと思います。
ハリファイバー+アンワドーハの盤面以外に、手札から投げれる妨害として採用しています。後述しますが、盤面を形成して相手ターンで合計2枚ドローできるので、手札誘発をドローすると妨害の質が上がります。相手がハリアンワドーハを乗り越えようと展開してきたところに、手札誘発の妨害を加えることによって相手の計算を狂わせることができます。多めに採用するとデッキからドローしやすくなり、相手に意表を突きやすくなります。
また、灰流うららや屋敷わらしはアンデット族モンスターなので、アンデットワールドがなくてもドーハスーラの効果を誘発することができます。無効効果を適応すると自分が発動した効果が無効になってしまうので、対象を取らない除外効果を使いましょう。例えば、相手が羽根箒などを使いこちらのアンデットワールドが破壊され、宵星の騎士ギルスを召喚し効果を発動と言われても、手札の灰流うららを発動しチェーンしてドーハスーラの効果を発動すれば、ドーハスーラの効果でギルスを除外しながら、うららでギルスの墓地肥し効果を無効にできます。
盤面を形成しドローするプレイングの都合上、魔法罠カードを採用しにくいと思います。ドローできても発動できるタイミングが次の自分のターンか、罠の場合さらに次の相手ターンになってしまい、相手が展開するタイミングで妨害の質が上がらないからです。とくに、無限泡影は自分フィールドにカードがあると手札から発動できない手札誘発カードなので採用は十分に注意しましょう。このデッキでは、無限泡影のかわりにエフェクト・ヴェーラーを2枚採用しています。相手モンスターの妨害のほか、レベル1のチューナーモンスターでありアンデットワールドがあれば牛頭鬼の蘇生先兼除外コストに利用できるからです。
屋敷わらしは相手の展開を妨害するだけでなく、自分の墓地のアンデット族モンスターを墓穴の指名者やDDクロウによる除外効果から守ってくれます。
- アンデットワールド
このデッキのメインカードです。妨害札であり、自分のデュエルを優位に働かせるカードです。このカードがなければ、馬頭鬼でバロネスの蘇生はおろか、ユニゾンビの②の効果を発動したターンにフィニッシャーであるアクセスコードトーカーの攻撃宣言が行えません。加えて、初手に欲しいカードでもあるため、3枚フル採用しています。ユニゾンビでバンシーを墓地に送ればデッキから発動できますが、召喚権を使わずにアンデットワールドを発動できる方が、今後の展開の選択に幅ができるので、どうしても初手に握っておきたいカードです。ただし、このカードの初手ダブりはかなり弱いので、それを危惧する場合に限り、2枚に採用を減らしても良いと思います。長期戦になると、3枚目のアンデットワールドを発動する機会があると思うので、できるだけ短期決戦が望ましいです。
- 超融合
自分と相手フィールドの中からモンスターを2枚墓地に送りつつ、融合モンスターを融合召喚できます。アンデットワールドがあれば、相手のどんな種族のモンスターでも、対象を取らずに2体墓地に送って、ドラゴネクロを融合召喚できます。このデッキではスターヴも採用していますが、対戦環境に合わせてプランキッズウェザーなどに入れ替えても良いと思います。手札コストが1枚必要ですが、手札に来てしまったドーハスーラや馬頭鬼などを墓地に送れば問題ありません。余談ですが、群雄割拠を発動してる場合は紙切れとなるので注意してください。
召喚権を使わずにバンシーやドーハスーラを墓地に送れます。ジェットシンクロンを墓地に送れば、ハリファイバーのリンク召喚の準備が整います。
- 死者蘇生
ユニゾンビや牛頭鬼などの墓地に送る効果と相性が良いため採用しています。この枠は好みで金満で謙虚な壺などに変えても良いと思います。
- 簡易融合、簡素融合
ライフを1000払い、手札から特殊召喚できるレベル5のアンデット族チューナーモンスターです。具体的には、簡易融合ならエクストラ(EX)デッキからレベル5以下の融合モンスターを、簡素融合ならレベル6以下の効果を持たない融合モンスターを特殊召喚できます。テセウスの魔棲物がレベル5の効果を持たないチューナーなので、どちらの魔法にも対応しています。主な用途としては、先行展開で相手の手札誘発に対する貫通札です。そして、手札に来てしまったバンシーや馬頭鬼と共にハリファイバーのリンク素材としても使用できます。手軽に特殊召喚できるので、ハリアンワドーハの展開後ドーハスーラを素材にヴァンパイアサッカーなどをリンク召喚したり、アクセスコードを出すためのリンク数を伸ばしたりと、色々な用途に使うことができます。簡易融合や簡素融合は正規の融合召喚のため、テセウスの魔棲物や金色の魔象は蘇生制限を満たします。このため、馬頭鬼などで再利用することが可能です。
簡易融合はミレニアム・アイズ・サクリファイスも融合召喚できるので、先行展開で先に出しておくことで相手の手札誘発モンスターの効果を1度だけ無効にできます。これにより、ユニゾンビやハリファイバーなどの効果が通りやすくなります。アンデットワールドがあれば、アンデット族モンスターとなり馬頭鬼で墓地から蘇生できます。
簡素融合は金色の魔象も融合召喚できるので、レベル6の非チューナーモンスターとしての役割もあります。相手によって効果が無効化され棒立ちのユニゾンビとS召喚でき、アーケティスなどのレベル9モンスターをS召喚できます。
また、ユニゾンビの②の効果で馬頭鬼を墓地に送り、馬頭鬼の効果で魔象を蘇生すれば、レベル10のバロネスがS召喚できます。
採用理由は、簡素融合を3枚入れてしまうと2枚ダブル可能性が高くなるので、簡素融合1枚を制限カードの簡易融合に入れ替えた形をとっています。簡素融合はカード名ターン1の制限があるので、2枚あっても片方は発動できません。
より安定性を求めるなら、この枠は好みで金満で謙虚な壺などに変えても良いと思います。
☆エクストラ15
- 水晶機巧ーハリファイバー、リンクリボー
このデッキにおける潤滑油かつリンク展開要員です。ハリファイバーに限っては制限でなければ、3枚入れたいぐらいです。
このカードで特殊召喚したモンスターは効果を発動できないデメリットがありますが、一度墓地に送られたモンスターはハリファイバーの効果で特殊召喚された情報が消えるため、墓地へ送られた効果を発動することができます。よって、デッキから特殊召喚されたブルームを即座にリンクリボーなどによって墓地に送れば、ブルームの効果が発動しドーハスーラをデッキから特殊召喚できます。
また、ジェットシンクロンも同様に素材として墓地に送れば、自身の効果で墓地から特殊召喚できるため、リンク4のアクセスコードトーカーまで容易に繋げることができます。
相手のメインフェイズおよびバトルフェイズに、SチューナーをS召喚できる効果を誘発即時効果として発動できるので、このカードは機械族ですがアンデットワールドでアンデット族になることでドーハスーラのモンスター除外効果を誘発させることができます。ハリファイバーとアンワドーハスーラを並べることで、フリーチェーンで相手モンスターを対象とらずに除外できます。このデッキでは、安定してこの除去盤面を築くことができます。したがって、ハリファイバー+アンワドーハの盤面を目標に展開していきましょう。
リンクリボーは相手モンスターの攻撃宣言時に効果を発動できるので、アンデットワールドでアンデット族となっていれば、ドーハスーラのモンスター除外効果を誘発させることができます。かわいい顔して強力な除去効果を使ってきます。主に、ブルームやジェットシンクロンをリンク素材や効果のコストとして墓地に送るために採用してます。
- アドヴェンデットセイヴァー
アンデットワールドがあれば、自分のモンスター2体でリンク召喚でき、相手モンスターと戦闘することで、デッキからアンデット族モンスターを墓地に送れます。墓地に送る効果はコストなので、無限泡影やスキルドレインなどで無効にされていても墓地に送れます。このデッキではレベル8が最大レベルなので、攻撃力3200以下までのモンスターを戦闘破壊することができます。レベル4の馬頭鬼を墓地に送るだけでも、攻撃力2400以下まで戦闘破壊できるので、採用の価値はあると思います。ただ、主要カードは初動の段階でユニゾンビやハリファイバーなどで墓地に送り終わるので、複数枚必要ないと思い1枚だけの採用となっています。過去に、相手に盤面を突破されどうしようもなくなった時、このカードでブルームやドーハスーラを墓地に送って妨害盤面を再形成できたシーンがあり、非常に助かりました。とはいえ、この枠は好みでリンクやSモンスターなどに変えても良いと思います。
- ヴァンパイア・サッカー
アンデット族デッキにおけるドローソースです。リンクリボーとドーハスーラでリンク召喚し、次のターンのスタンバイフェイズにドーハスーラを蘇生することで、デッキから1枚ドローできます。フィールドにいればかなりリソースを確保できるので、フィールドに維持できるようにできるだけ守り抜き、蘇生できる機会があれば積極的に蘇生しましょう。相手モンスターを自分のターン中に処理しきれなくても、次のターンのスタンバイフェイズにドーハスーラを蘇生させることで、サッカーの効果の発動にチェーンしてドーハスーラのモンスター除外効果を誘発させることができ、相手モンスターを除外することができます。馬頭鬼で蘇生できる理由から、1枚だけの採用です。
余談ですが、相手フィールドのアンデット族モンスター2体をリリースしてドーハスーラを手札からアドバンス召喚できます。
- 冥界龍ードラゴネクロ、スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン
超融合のための枠なので、超融合を不採用にするなら別のモンスターに変えても良いと思います。
- フルール・ド・バロネス、フォーミュラ・シンクロン
ハリアンワドーハ盤面の最終着地点です。相手のメインフェイズでハリファイバーの効果でフォーミュラシンクロンをS召喚し、ドーハスーラとフォーミュラシンクロンでレベル10のバロネスをS召喚します。フィールドに存在するときに一度だけ、バロネスは魔法、罠、モンスター効果を無効にし破壊できます。そして、スタンバイフェイズにバロネスをEXデッキに戻すことで、自分の墓地からレベル9以下のモンスターを特殊召喚できます。アンデットワールドがフィールドに残っていれば、ドーハスーラが蘇生できるので、バロネスの効果でフォーミュラシンクロンを蘇生すると、ドーハスーラとフォーミュラシンクロンで再びバロネスをS召喚し戻すことが可能です。つまり、もう一度無効効果を使うことができます。また、バロネスでアンデット族モンスターを蘇生した場合、サッカーの効果で1ドローすることができます。リンクモンスターを蘇生できないことは注意しましょう。
- シューティング・ライザー・ドラゴン
ハリファイバーの効果でS召喚し、デッキから馬頭鬼やバンシーなどの後続を墓地に肥やせます。ブルームやジェットシンクロンなどのレベル1チューナーと簡素融合で融合召喚した金色の魔象でS召喚することもできます。この枠は好みでライトニングマスターなどのレベル7Sモンスターやユニオンキャリアーなどに変えても良いと思います。後述の基本展開で、ドーハスーラを特殊召喚しつつライザーをS召喚して、あらかじめバンシーを墓地に送っておけば、相手の羽根箒などの魔法罠除去をケアできます。
- 飢鰐竜ーアーケティス
ユニゾンビの効果が無効になった時、簡素融合があればS召喚します。サブプランなので、この枠は仙々などに変えても良いと思います。金色の魔象を音楽家の帝王に変え、アーケティスをカオスルーラーに変えても面白いかもしれません。このデッキでは、ドローして手札誘発を引き込むプレイングに合致していることや、手札のブルームやバンシーをコストとして捨てフリーチェーンで相手フィールドのカードを破壊できることから採用しています。サッカーや増Gと相性が良いです。
展開例
全体の手札の組み合わせによって多少変わりますが、アンデットワールドの発動とブルームを墓地に送る手段の2種類があればアンワドーハの布陣を作れます。ハリファイバーなどの誘発即時効果持ちモンスターが立てれなくても、アンワドーハだけである程度けん制できるので気にならないと思います。
下記の展開を覚えていれば問題無いと思います。
①隠者+馬頭鬼(バンシー)=ハリファイバー+サッカー+ドーハスーラ+1ドロー
このデッキにおける基本展開で、手札枚数が最小要求です。相手ターンでも動いてようやく完成します。相手ターンでは、ハリファイバーの効果でフォーミュラシンクロンをS召喚し1ドロー、ドーハスーラとフォーミュラシンクロンでバロネスをS召喚します。さらに、次の自分のターンのスタンバイフェイズでドーハスーラを蘇生し、バロネスをEXデッキに戻しレベル9以下の任意のモンスターを蘇生します。この時サッカーが残っていればもう1枚ドローできます。相手のデッキに墓穴の指名者やDDクロウが入っていることが予想される場合、サッカーをリンク召喚せずリンクリボードーハスーラのまま展開を止めることもあります。簡素融合が手札にあれば、ブルーム1体でリンクリボーをリンク召喚するのではなく、簡素融合で融合召喚した金色の魔象とブルームでレベル7SモンスターをS召喚します。
- 隠者効果で自身をリリースし、デッキからユニゾンビを特殊召喚
- ユニゾンビの②の効果でデッキからバンシーを墓地へ
- ユニゾンビの①の効果で手札の馬頭鬼を捨てる
- 馬頭鬼の効果で墓地からバンシーを特殊召喚
- ユニゾンビとバンシーでハリファイバーをリンク召喚し、ブルームを特殊召喚
- バンシーの効果でデッキからアンデットワールドを発動
- ブルーム1体でリンクリボーをリンク召喚
- ブルームの効果でデッキからドーハスーラを特殊召喚
- ドーハスーラとリンクリボーでヴァンパイアサッカーをリンク召喚
- 相手のスタンバイフェイズにドーハスーラの効果で自身を特殊召喚(1ドロー)
ヴァンパイアサッカーとフォーミュラシンクロンの効果で、それぞれ灰流うららと増殖するGをドローした場合、
アンデットワールド(1妨害)+ドーハスーラ(2妨害)
+バロネス(1妨害)
+灰流うらら(1妨害)+増殖するG(1妨害)
=最大6妨害
②バロネス+ドーハスーラ+サッカー=アクセスコード・トーカー+1ドロー
覚えていると便利なワンキルルートです。盤面を除去しながら相手のライフを0にできます。アクセスコードトーカーの効果でハリファイバーとユニコーンの2属性まで破壊でき、ユニコーンのデッキバウンスとドーハスーラの除外で合計4枚まで除去できます。
- バロネスで墓地のユニゾンビを特殊召喚(1ドロー)
- ユニゾンビの②の効果で馬頭鬼を墓地に送る
- サッカーとユニゾンビでトロイメアユニコーンをリンク召喚
- ユニコーンとドーハスーラでアクセスコードトーカーをリンク召喚
- アクセスコードトーカーの効果でユニコーンを対象に攻撃力3000up
- 馬頭鬼の効果でドーハスーラを特殊召喚
アクセスコードトーカー5300
+ドーハスーラ2800
=8100 ダメージ
プレイング
全体を通してプレイが容易だと思います。ハリファイバー+アンデットワールドドーハスーラを目指して展開すれば大丈夫です。しかし、ドーハスーラによるモンスター除外やバロネスの効果無効などマストカウンターを見極めなければ勝ちに繋がらないと思います。
序盤はアンデットワールドを発動し、ハリファイバー+ドーハスーラを展開します。ハリファイバーまで厳しいようであれば、ブルームを墓地に送るか召喚しリンク素材にしてデッキからドーハスーラを特殊召喚します。超融合があれば相手モンスターを巻き込んでドラゴネクロを融合召喚します。手札誘発と合わせて、相手の展開を抑え込みましょう。
中盤以降は、ユニゾンビやアドヴェンデットセイヴァーの効果で馬頭鬼を墓地に送り、総合打点やリンク数を伸ばしていきます。序盤でハリファイバーを使用してない場合、誘発即時効果の発動要員ではなく、トロイメアユニコーンやアクセスコードトーカーのリンク素材に使ってしまっても構わないです。後々馬頭鬼で蘇生することで、フォーミュラバロネスまで狙えると思います。あとは、ドーハスーラを筆頭に高打点モンスターを並べて相手を圧倒します。
弱点は特殊召喚封じと墓地除外です。アンデット族デッキに共通してますね。メインデッキに羽根箒などバック破壊が入っていないため、虚無空間やマクロコスモス、ネクロバレーなどの永続系魔法罠を先に発動されてしまうと、どうしようもなくなります。王宮の勅命や魔封じの芳香でコンセプトが崩壊します。墓穴の指名者でドーハスーラを除外されてしまうと除去コントロールができなくなります。気になるようであれば、バック破壊カードを採用した方が無難ですね。逆に、効果無効系がモンスターに寄っている場合、超融合や禁じられた一滴などによって突破することが可能なので、問題なく展開できると思います。
そして、展開の要であるユニゾンビやハリファイバーの効果を無効にされると動きが止まります。サブプランとして他の展開手段を用意しておくか、抹殺の指名者などを採用して、自分の展開の動きを止められないように気を配りましょう。
余談ですが、ドーハスーラを死者蘇生やシャークキャノンなどでコントロールを奪われると、こちらのアンデット族の動きがメタられます。ドーハスーラの効果は本来アンデット族モンスターを無効にする効果なので、ユニゾンビなどの効果が止められます。また、アンデット族モンスターの効果にチェーンしてフィールド墓地のモンスターを除外できるので、こちらの馬頭鬼の効果にチェーンして馬頭鬼の対象モンスターを除外されると蘇生できず不発にされます。最悪ですね…。アンデットワールドがあるとトロイメアユニコーンのデッキバウンスも無効にされ、除外効果によって展開力を削がれアクセスコードトーカーまでリンク数を伸ばせません。唯一の突破口は、こちらもドーハスーラを出し、戦闘破壊か相手が発動したアンデット族モンスターにチェーンして除外効果を適応し相手のドーハスーラを除外するしかありません。ドーハスーラの効果に対してドーハスーラの効果はチェーンできない効果なので、先にドーハスーラ以外のアンデット族モンスターの効果を発動した方が負けることになります。まさに不毛ですね(笑)。
対戦動画
こちらの動画で基本的な展開を見ることができます。
良かったら、参考にしてみてください。
(動画はup次第、最新の状態に更新していきます。)
いかがだったでしょうか?
この記事をきっかけに、アンデットワールドに興味を持っていただければ良いなと思います。
今回のデッキでは採用していないアンデットワールド関連のカードがまだあるので、それらを加え混ぜてもまた新鮮なアンデットワールドのデッキを楽しめると思います。
今後の強化次第で、かなり変貌するデッキタイプだと思います。
展開がユニゾンビに依存しているので、ユニゾンビに頼らず手軽にデッキからアンデット族モンスターを墓地に送る手段が加わるだけで、かなり安定性が上がると思います。また、バロネスに代わる大型のSモンスターが登場するだけでもコンボの派生が生まれると思います。そして、アクセスコードトーカーのような大型のリンクモンスターが出れば、より殺傷能力が上がるかもしれません。アンデット族デッキの使い手なら今後の新規カードを要チェックですね。
最後に、ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
丁度このタイミングが、アンデットワールドやドーハスーラのことを知ってもらえる良い機会だなと思い、自分にブログや動画制作の力があったからこそ、実現できたと考えております。
更新が遅くなってしまい、申し訳ありません。
それでは、次回の更新をお楽しみください。
【死へと導く露払い】プシュコポンポスコントロール【略してプシュコン】
今回は、死眼の伝霊ープシュコポンポスを活かしたコントロールデッキを紹介します。
紹介に至った理由は、Twitterのアンケート企画にてプシュコポンポスの記事を希望する票が最も多かったので紹介に至りました。票が集まった理由は、おそらく、アンデット族デッキ愛好家の中でも、扱いに困ったカードの一枚といえるからだと思います。というのも、プシュコポンポスの効果が、他のカードにはない特殊な効果を持っているからです。
プシュコポンポスはドーンオブマジェスティに収録された新規レベル2アンデット族モンスターです。地属性で攻守0のステータスでチューナーという、サポートカードに恵まれたステータスを持っています。後述しますが、モンスター効果が少し特殊で、自身が除外された次のターンに帰還し、相手の場に干渉する効果を持っています。
アンデット族で特殊な効果をもらうのは、いつも通りですけどね(笑)。
「死眼」としてテーマ化してくれたら嬉しいのですが、プシュコポンポス単体でも十分に戦っていけると思ったので、今回デッキを作ってみました。あと、設定画含めてイラストが超好みです!(背景のボーンタワーも、世界観の統一要素があってGood)。
前置きはこのあたりで、さっそく構築を見ていきましょう。
デッキ構築はサイドを考えておらず、大会のセオリーと異なる部分があるかもしれませんがご了承ください。
何かご質問等があればコメントやツイッターにて答えれます。よろしくお願いします。
https://twitter.com/azuki_painter?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor
目次
デッキ内容
まずは、主要なカードと投入理由を説明します。カードの詳細については、こちらでカード画像をクリックすると手軽に確認できます。
☆メイン40
- 死眼の伝霊ープシュコポンポス
このデッキのメインカードです。カード名で1ターンに1度だけの効果発動制限があり、初動札ではないため、1枚だけの採用です。ただ、隠者をリリースすることでデッキからプシュコポンポスを呼び出せます。実質、4枚採用ですね。また、エルドリクシル魔法罠やハリファイバーからでも特殊召喚することができます。
特殊召喚成功時、相手の墓地のカードの種類がモンスターよりも魔法罠の方が多ければ、相手が選んでモンスターを墓地に送れます。逆に、モンスターの方が多い場合、相手が墓地からモンスター1体を選んで除外しプシュコポンポスが除外されます。もう一つの効果は、除外された次のターンのエンドフェイズに自身を帰還する誘発効果があります。
効果のデザイン上、プシュコポンポスの墓地除外効果を起動すると自身がフィールドから除外されるので、次のターンに再び帰還させることができます。相手の墓地のモンスターがなくなるまで、自分と相手ターン毎に墓地のモンスターを除外することが可能です。これを、以降「除外ループ」と名義します。
理想としては、相手の墓地にモンスターよりも魔法罠の方が多い状態で、相手ターンに紅き血染めのエルドリクシル等でプシュコポンポスを特殊召喚し、効果で相手モンスター1体を対象を取らずに墓地に送れるので、これを主に狙っていきます。もちろん、オルフェゴールやスクラップ、電脳界など展開に墓地を経由するテーマに対しては、墓地除外効果も有効に働きます。つまり、プシュコポンポスのおかげで、エルドリクシル魔法罠が除去札になるということです。
プシュコポンポスのモンスター墓地送り効果を使うと除外されず場に残ってしまうので、除外ループの軌道に再び乗せるギミックが必要になります。主に、リンクやシンクロ(S)素材に使用し墓地に送り、墓地から除外するか蘇生すればループに再び乗せることができます。幸い、このデッキにはコンキスタドールやワッケーロ、攻守0の悪魔など、素材を用意することは簡単にできるように設計しています。墓地から蘇生しても除外ループの軌道に乗せれるので、必要に応じてエルドリクシル魔法罠やバロネス、馬頭鬼などで蘇生しましょう。
余談ですが、除外された段階で次のターンに発動することが確約されているので、抹殺の指名者で除外しても、次のターンのエンドフェイズに問題なく発動します。なぜなら、ターンを跨げば抹殺の指名者の効果が切れるからです。メタファイズと同じ要領ですね。本デッキは紅き血染めのエルドリクシルでプシュコポンポスをデッキから特殊召喚したいので、抹殺の指名者は不採用にしています。
応用で、シューティングライザードラゴンの効果で墓地に送られたターンに除外しても、次のターンに帰還させることができます。このデッキでは採用していませんが、シューティングライザーで墓地に送り、レベル5のモンスターとS召喚してブラッドローズドラゴンを出せば、プシュコポンポスを除外ループの軌道に乗せる事ができます。他にも、レベル2のモンスターを素材に妖神をS召喚して墓地のプシュコポンポスを除外できます。攻撃力が0なので、戦神-不知火で墓地から除外できないことには注意してください。
- 暗黒の招来神、混沌の召喚神、七精の解門
キュリオスをリンク召喚できる解門セットです。暗黒の招来神と七精の解門は初動のために3枚採用、混沌の召喚神はキュリオス展開の中でサーチしたいので、1枚採用です。
七精の解門の効果は、場にレベル10モンスターがいれば墓地の永続魔法を手札に加えれれます。キュリオスでデッキから永続魔法を墓地に送った後、エルドリッチやバロネスを特殊召喚すれば解門の効果で永続魔法を回収できます。エルドランドやカイザーコロシアム、不知火流 伝承の陣を状況に応じて疑似サーチできます。
- 不知火の隠者、ユニゾンビ、馬頭鬼
このブログでかなり使われているいつものカード達です。
隠者はプシュコポンポスをリクルートでき、かつ、1枚でハリファイバーやΩに変換できるので、3枚採用しています。
ユニゾンビは馬頭鬼の他にエルドリッチやヴァンパイアグレイスも墓地に送れるので3枚採用でも大丈夫ですが、エルドリッチとのシナジーは皆無なので、1枚減らして2枚採用に落ち着いてます。チューナーなので、黄金卿の罠モンスターやヴァンパイア、下級悪魔族などとS召喚できます。
馬頭鬼は素引きしたくないので1枚採用です。1枚採用ですが、役割はかなり重要です。初動でハリファイバーやΩの展開に必要であり、また、墓地でくすぶっているプシュコポンポスを特殊召喚して除外ループの軌道に乗せるため、1枚は必要だと思います。ヴァンパイアグレイスを蘇生させるトリガーにもなります。
- 黄金卿エルドリッチ
初手で素引きしたくない、かつ、1枚手札に来てしまってもデッキから出せるようにするために、2枚採用しています。墓穴などで1枚除外されても、デッキを回すための保険になりえます。初動で最優先で特殊召喚したいカードです。理由は3つあり、七精の解門の回収効果を使え、エルドリクシルでプシュコポンポスやヴァンパイアデュークを特殊召喚できるようになり、黄金卿罠の妨害効果を発揮できるからです。必要であれば、ユニゾンビやキュリオスで墓地に送った方が後々のためになるくらい、最も重要なカードです。
- ヴァンパイア・グレイス、ヴァンパイア・デューク
相手のデッキから魔法罠を墓地に送るために1枚ずつ採用しています。エルドリクシルやユニゾンビでデッキからアクセスできるので、1枚でも問題ありません。
グレイスはレベル5以上のアンデット族モンスターがアンデット族モンスターの効果で特殊召喚されたとき、2,000ライフを払うことで墓地から蘇生できます。エルドリッチの効果で、エルドリッチを手札から特殊召喚したとき、墓地から蘇生できます。あと、相手のデッキから魔法罠を1枚墓地に送る効果はカード名ターン1ではないので、一度フィールドから離れて再びフィールドに戻すと、もう一度起動効果を発動できます。例えば、リリースしてデュークをアドバンス召喚し、デュークの効果で蘇生すれば、手札消費1枚で2回効果を使えます。
デュークは特殊召喚に成功したとき、相手のデッキから魔法罠を1枚墓地に送れます。エルドリクシルで特殊召喚し、効果を発動しましょう。「~時、できる。」なので、チェーン2以降に特殊召喚するとタイミングを逃します。また、闇属性エクシーズ(X)モンスターの素材にしか使用できない効果外テキストがあるので、エルドリッチデッキでよく採用される、プレアデス等に使えないです。本デッキではデスキマイラドラゴンを採用しています。リンクやS素材には普通に使えるので、バロネスや妖神、ヴァンパイアサッカーなどの素材にできます。
- エルドランド、エルドリクシル、黄金卿罠
エルドリッチやその他アンデット族モンスターにアクセスするために、白き宿命と永久以外は3枚ずつ採用しています。他に採用したいカードがあるなら、ここから枚数を減らすと良いと思います。
- カイザーコロシアム
相手の展開を抑制でき、かつ、キュリオスで疑似的にサーチできる永続魔法です。プシュコポンポスのコントロール性能は、相手の展開に依存しやすいので、完全に蓋を閉めるような、スキルドレインやセンサー万別などは不採用にしました。差別点としては、羽根箒等の破壊で墓地に送られても、解門でサルベージできる点です。プシュコポンポスの墓地送り効果は相手が選んで墓地に送るので、カイザーコロシアムで相手モンスターゾーンの上限を制限できると、狙った相手モンスターを墓地に送りやすい状態を作ることができます。ゲーム開始の先行1ターン目は、相手が何のデッキかわからないので、可能であれば張っておくと勝率が上がります。似たような効果で、サモンリミッターやサモンブレイカーがあり、こちらもプシュコポンポスやエルドリッチと相性が良いと思います。
- 不知火流 伝承の陣
フィールドと墓地のアンデット族モンスターを除外できる永続魔法です。上述のキュリオスで疑似サーチできるため、1枚採用にしています。プシュコポンポスの除外ループを軌道に乗せることが主な役割です。例として、ハリファイバーでプシュコポンポスを特殊召喚し、伝承の陣でフィールドから除外してデュークを墓地に送るといった具合です。滅多にありませんが、フィールドのアンデット族モンスターを除外して、デッキからプシュコポンポスを墓地に送ることもできます。変わり種として、フィールドか墓地の隠者を除外し、すでに除外されてる妖神を帰還させるというギミックもあります。
初手にきたら、エルドリッチの効果コストで捨てましょう。
- 封印の黄金櫃
エルドリッチをすぐに立てれない場合、プシュコポンポスをあらかじめ除外することで、召喚権を使わずに無理なくアクセスできます。2ターン後に手札に加わることを利用して、雑にユニゾンビや死者蘇生を除外しても良いと思います。他に採用したいカードがあれば、デッキから抜いても大丈夫です。
- 墓穴の指名者
手札誘発モンスターはこのデッキにおける天敵です。プシュコポンポスの効果を発動したとき、相手の墓地に灰流うららやヴェーラー、ロンギヌス等があれば、相手の逃げ道となりえます。どのデッキにも、手札誘発モンスターは高確率で採用されているので、腐る場面は少ないと思いますが、他に採用したいカードがあれば墓穴を抜いても良いと思います。ただ、自分の展開を通すためにも、採用するべきだと思います。
エルドリッチには、ワッケーロが墓地除外効果を持っているので、墓穴と合わせて墓地のモンスター数を調整していくことがポイントとなります。よって、墓穴を採用することで、よりプシュコポンポスの効果を発揮しやすくなれると思います。
☆エクストラ15
- ライトロード・ドミニオン キュリオス
このデッキにおけるメインエンジンです。暗黒の招来神か七精の解門が1枚あればリンク召喚でき、デッキから好きなカードを墓地に送れます。 基本的に、解門で回収したい永続魔法かアンデット族モンスターを墓地に送ります。強制の誘発効果でデッキの上からカードを3枚墓地に送れるので、運が良ければ黄金卿やエルドリクシル魔法罠が落ちると、墓地効果を発動しデッキからエルド罠をセットできます。
同じ属性で異なる種族のモンスター3体を素材にするので、少し条件が厳しいですが、エクストラデッキのモンスターを使えば無理やり召喚することが可能です。本デッキで現実的な組み合わせは、闇属性でアンデット族と悪魔族、サイバース族、魔法使い族、ドラゴン族、天使族です。
- 妖神‐不知火
自分フィールド・墓地のモンスターを対象を取らずに除外して様々な効果を適用できます。効果処理時にモンスターを除外して効果を適用できるので、効果が無効にならない限り、何かしらの仕事をしてくれる優秀なモンスターです。妖神自信を除外することで、相手のモンスターと魔法罠を対象を取らずに破壊できます。
そして、プシュコポンポスの除外ループの軌道に乗せる役割があります。コンキスタドールやワッケーロとS召喚し、効果で墓地のプシュコポンポスを除外すると、次のターンのエンドフェイズにプシュコポンポスの効果を起動できます。
- ヴァンパイア・サッカー
アンデット族デッキにおけるドローソースです。相手の墓地のモンスターをアンデット族モンスターとして相手フィールドに蘇生できるので、相手の墓地のモンスター数を調整できます。フィールドに残ったコンキスタドールやワッケーロを墓地に送るためにも便利です。相手フィールドのアンデット族モンスターをリリース素材に使えるので、手札に来てしまったグレイスやデュークをリリースなしで召喚することができます。後述しますが、マネキンキャットとシナジーがあります。
- 水晶機巧ーハリファイバー、シューティング・ライザー・ドラゴン
両者はプシュコポンポスにアクセスできます。招来神・解門やエルドリッチの展開と直接関係ありませんが、隠者ユニゾンビ採用の影響で採用しています。
ハリファイバーの効果で相手ターンにSチューナーを特殊召喚できるので、ライザーをS召喚し墓地にプシュコポンポスを送れます。レベル5になったライザーとレベル5の黄金卿罠モンスターで相手ターンにバロネスをS召喚すれば相手を妨害でき、次のターンのスタンバイフェイズにバロネスを戻してプシュコポンポスを特殊召喚できます。このデッキでは、ライザーの他に冥府の執行者 プルートがSチューナーです。
ハリファイバーとライザーは、フィールドに残ったプシュコポンポスを墓地に送るためにも利用できます。プシュコポンポスはチューナーなので、他のモンスターと素材にハリファイバーになれるところが優秀です。伝承の陣などの除外手段やエルドリクシル魔法罠があれば除外ループに乗せることができます。
- No.5 亡朧竜 デス・キマイラ・ドラゴン
戦闘を行ったバトルフェイズ終了時に、相手の墓地のカードを1枚デッキトップに置けます。ランク5なので、エルドリッチ展開の合間でX召喚できます。デュークや黄金卿罠、レベル5になったライザー、プルートと素材には事欠かないと思います。無難にアドレウスに変えても良いと思います。
- No.29 マネキンキャット
場に残ったプシュコポンポスと招来神でX召喚します。解門の効果から手札を1枚捨てることで毎ターン墓地から招来神を蘇生できるので、ハリファイバーと選択して出すことができます。X素材を取り除くことで、相手の墓地のモンスターを相手フィールドに特殊召喚できるので、相手の墓地のモンスター数を調整できます。特殊召喚したモンスターの種族・属性が合っていれば、更なる展開が可能になります。地属性モンスターを相手フィールドに特殊召喚し、マネキンキャットの効果でエクシーズ素材のプシュコポンポスを墓地に送りそのまま蘇生することでプシュコポンポスの除外ループを起動させることができます。攻撃後はアーゼウスに変換すると強いです。
ヴァンパイアサッカーとフィールドにいるとき、サッカーの効果で相手モンスターをアンデット族モンスターとして相手フィールドに特殊召喚すれば、マネキンキャットの効果で手札・デッキ・墓地からアンデット族モンスターを特殊召喚できます。
- 冥府の執行者 プルート
墓地のモンスターを除外して相手モンスターを裏側守備表示にできます。展開に余ったユニゾンビと招来神・召喚神でS召喚するか、ハリファイバーで相手ターンにS召喚します。墓地のプシュコポンポスを除外ループに入れることができ、バロネスやデスキマイラの素材になります。
展開例
エルドリッチを最優先で特殊召喚します。
解門や招来神があれば、エルドリッチを立てることは容易だと思います。
①解門(招来神)+エルドランド=キュリオス+エルドリッチ+カイザーコロシアム+紅き血染め
このデッキにおける最小手札枚数の展開です。
カイザーコロシアムの状況下で、相手ターンにプシュコポンポスかデュークを特殊召喚できます。
- 解門で招来神をサーチし招来神と召喚神を召喚
- 召喚神でリンクリボーをリンク
- エルドランドでエルドリッチをサーチ
- 解門でエルドリッチを捨て召喚神を蘇生
- 召喚神でサクリファイスアニマをリンク
- 招来神リンクリアニマでキュリオス
- キュリオスでカイザーコロシアムを墓地に送る
- エルドランドをコストにエルドリッチを蘇生
- エルドランドの効果でワッケーロを墓地に送る
- 解門でカイザーコロシアムを回収し発動
- ワッケーロで紅き血染めをセット
プレイング
エルドリッチテーマの安定性により、展開に困ることはないと思います。ポイントは、プシュコポンポスの特殊召喚タイミングと、相手の墓地のモンスター数の調整に気を使わなければなりません。
序盤は解門か招来神でキュリオスをリンク召喚していきます。ここで、解門と隠者が同時に手札に来た時は、解門を優先して展開します。理由は、隠者でプシュコポンポスにアクセスできるので、中盤以降に取っておきたいからです。エルドリッチの罠が多めの手札の場合は、何も考えずにガン伏せしてください。カイザーコロシアムがあれば、相手の展開を自分のコントロール下に置きやすくなるので、ノータイムで発動しても問題ありません。
中盤以降は、プシュコポンポスを軸に、墓地除外やコンキスタドール、バロネスなどを駆使して、相手の展開をコントロールしビートしていきます。バロネスや永久に輝けしなどで、相手の展開を妨害していけば、相手の墓地にモンスターが溜まることなくプシュコポンポスの除去効果を発揮できると思います。コントロールデッキの性質上、相手のデッキの特徴を理解していなければいけません。逆に言えば、様々なデッキに対して柔軟に対応できるはずなので、状況に応じて自分の展開を取捨選択していきます。可能であれば、相手の墓地のモンスターを除外して数を減らしておくか、ヴァンパイアの吸血効果で相手のデッキから魔法罠を落としてもらい魔法罠の数を増やしましょう。致命的な弱点として、相手の墓地のモンスターと魔法罠の数が同じ場合、プシュコポンポスは効果を発動できないので、墓地確認は念入りに行いましょう。
そして、プシュコポンポスを特殊召喚し相手の墓地があるだけ除外ループを起動させます。相手の墓地に魔法罠の方が多い場合は、純粋に除去札として活用します。ただ、序盤に除去できるモンスターは初動モンスターに限られるので注意してください。プシュコポンポスの効果の性質上、展開後のモンスターが出た後に特殊召喚すると、多くの場合相手モンスターを除去できません。展開後は相手の墓地にモンスターが溜まっているはずなので、プシュコポンポスを特殊召喚しても、墓地のモンスターを除外する効果が発動してしまいます。先行を取られて大量展開された場合も、相手の墓地にモンスターが溜まってしまうので、ブラッドローズドラゴンのようなリセットカードを入れても良いかもしれません。そして、終盤になってくると相手の墓地のモンスター数が多くなってくるので、プシュコポンポスの除去効果が発動しづらくなります。その場合は、プシュコポンポスを毎ターンの墓地除外要員として割り切って、別の除去カードで対応してください。墓地のモンスターが再利用できなくなるだけでも、相手にとって十分に苦しいはずだと思います。このように、序盤でも終盤でも微妙に扱いづらいところが、多くのアンデット族愛好家から敬遠される理由の一つだと思います。愛を持ってプシュコポンポスを扱いましょう。
バロネスは効果無効と盤面除去に加え、墓地からプシュコポンポスを蘇生できる性能があるので、S召喚できるに越したことはありません。バロネスはレベル10モンスターなので、解門で永続魔法を回収できます。維持しておくだけでも、強いコントロール性能が見込まれます。とりあえずのゴール地点として、バロネスを設定しておくと動きやすいと思います。また、バロネスを承影に変えても、盤面と墓地を除外できるので強いと思います。
弱点は墓地除外とフルモンデッキです。こっちの墓地の除外も刺さりますが、相手の墓地すら枚数がないとプシュコポンポスが起動できません。マクロコスモスはキュリオス展開やヴァンパイアだけでなく、エルドリッチの除去効果すら機能できなくなります。タイミング良くコンキスタドールの破壊効果を使うしかありません。ふわんだりぃずは鴨です(鳥だけに)。フルモンの場合、相手の墓地に魔法罠が存在することがないので、プシュコポンポスの除去効果を発動できません。大半のフルモンは墓地リソースを使うので、墓地除外を繰り返えせばまだ勝機はあると思います。
付録
プシュコポンポス設定画の公式ツイッターです。かわいい世界観ですね~。
Coming from the ghoulish Graveyard, bad news comes for your foe's monsters as next week, Doombearer Psychopompos joins the battle! See if you can pull it from a pack at the Dawn of Majesty Premiere! Event this weekend! https://t.co/YYtId6ASdU#YuGiOh #YuGiOhTCG #DawnofMajesty pic.twitter.com/gc5ZO40c1a
— Yu-Gi-Oh! TCG (@YuGiOh_TCG) 2021年8月4日
いかがだったでしょうか?
この記事をきっかけに、プシュコポンポスをデッキに入れるデュエリストが少しでも増えたら良いと思います。単純に、アンワドーハやヴェンデット、ネクロフェイスデッキデスなど、既存のアンデット族デッキに入れても活躍すると思います。牛頭鬼や不知火の武士、ヴェンデットボーンなど墓地除外方法は豊富に存在します。
少し扱いづらいですが、ポテンシャルが感じられるプシュコポンポスを、どうかよろしくお願いします。
最後に、ブログの更新が遅れてしまい、申し訳ありません。
デッキ構築が難航したため遅れてしまいました。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
次回の更新をお楽しみください。
【巫力を高めて使いこなせ!】不知火デッキ解説 ver. 2021
今回は、古き良きテーマである不知火デッキを紹介します。
紹介に至った理由は、Twitterのアンケート企画にて不知火の記事を希望する票が最も多かったので紹介に至りました。多くのアンデット族愛好家に期待されているテーマであるわけです。墓地シンクロ(S)が魅力的なテーマですね。
不知火は6年ほど前にレギュラーパックの「ブレイカーズオブシャドウ」で登場しました。収録当時は、ヴァンパイアに続く新規アンデット族カテゴリのため、アンデット界隈では大きな盛り上がりを見せていました。
その後、何度か強化をもらい不知火カードの種類は増えました。「不知火の隠者」や「炎神ー不知火」、「不知火の武部」などは初登場から後で追加されたカードになります。
特徴としては、様々な盤面を柔軟に対応できる除去能力の高さだと思います。高火力のワイト、テクニカルなヴァンパイアには無い性能を持ちつつ、既存のアンデット族サポートカードの恩恵を受けられるテーマとなっています。また、メインモンスターは除外されたときに誘発する共有効果を持っており、アンデット族デッキで苦手な墓地除外効果に対して、ある程度耐性を持っていたりします。これらが独特のシナジーを生み出すので、扱えるとカッコいいテーマですね。
前置きはこのあたりで、さっそく構築を見ていきましょう。
デッキ構築はサイドを考えておらず、大会のセオリーと異なる部分があるかもしれませんがご了承ください。
何かご質問等があればコメントやツイッターにて答えれます。よろしくお願いします。
https://twitter.com/azuki_painter?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor
目次
デッキ内容
まずは、主要なカードと投入理由を説明します。カードの詳細については、こちらでカード画像をクリックすると手軽に確認できます。
☆メイン40
- 不知火の隠者、不知火の武部
このデッキにおける初動かつ潤滑油です。それぞれ3枚投入し安定性を上げています。
隠者はリリースすることでデッキからユニゾンビか妖刀-不知火モンスターを呼び出せます。盤面が減らずに墓地に不知火モンスターを増やせるので、手札に有るか無いかでデュエルが進むにつれ大きなアドバンテージの差が出ます。除外されたときの効果は、除外ゾーンの不知火を特殊召喚できるので、展開のときに墓地に有れば、なお便利ですね。
武部はデッキから不知火モンスターを特殊召喚できるので、武部1枚でS召喚できます。除外されたときの効果は、1ドローして1枚手札を捨てる効果なので、序盤のアンデット族モンスターの墓地肥やしをサポートできます。
効果の性質上、隠者は「妖刀‐不知火」、武部は「逢魔ノ妖刀‐不知火」と組むことで価値を発揮します。セットで運用することをオススメします。そして、初手に両方来たときは武部の方を優先することが重要です。なぜなら、隠者に誘発をもらった時よりも武部に誘発をもらった時の方が盤面に残るので、後述する燕ケアができるからです。
- 不知火の宮司
召喚時、手札か墓地から不知火モンスターを特殊召喚できます。除外されたときの効果は、フィールドの表側カードを1枚破壊する効果です。これらの効果はどれも優秀で、腐ることはないと判断したので、3枚採用となりました。武部を特殊召喚しても、デッキから特殊召喚できない点は注意してください。
- 不知火の武士
墓地のアンデット族モンスターを誘発即時効果で除外できます。相手ターンでも墓地から不知火モンスターを除外でき、不知火の固有効果を発動できます。宮司を除外すればフリーチェーン破壊になります。さらに、戦闘を行ったモンスターをダメージ計算後除外できるので、相手モンスターを対象をとらずに除外できます。変わり種として、自分の灰流うらら発動に相手が「墓穴の指名者」をチェーンして無効にしようとしてきたとき、武士の効果によって墓穴で対象を取られた灰流うららを除外することで効果を通すことが可能です。これらの性能を考慮して、武士をプレイすると今までと違った動きができると思います。不知火語でリクルートするとき、手札に宮司や灰流うららがあるなら優秀な壁モンスターとして立ってくれるでしょう。除外されたときの効果は、墓地の不知火モンスターを1枚回収する効果です。回収したモンスターを不知火語や転生の陣のコストにできます。
- 不知火の鍛師
S素材に使われたら、デッキから不知火カードをサーチできます。状況に応じて不知火語や転生の陣、燕の太刀、後続の隠者や宮司などをサーチしましょう。除外されたときの効果は、アンデット族モンスターが発動ターン戦闘で破壊されなくなる効果です。武士などの戦闘面を補助できます。
- 逢魔ノ妖刀‐不知火、妖刀‐不知火
不知火のチューナーモンスターで、デッキから持ってこれる関係で1枚ずつの採用です。 逢魔の除外ゾーンの帰還効果が強力で、隠者や馬頭鬼を何度も使いまわせます。妖刀の墓地S効果は、炎神や戦神などの高レベルSモンスター召喚に必要なリソースを節約することができます。
逢魔の効果を使うと、その後アンデット族モンスターしか出せなくなるので、効果を使う前にアンデット族以外のSやリンクモンスターを出さなければいけません。ハリファイバーを事前にリンク召喚することで、相手ターンにアンデット族以外の強力なSモンスターをS召喚できます。
- ユニゾンビ、馬頭鬼、牛頭鬼
このブログでかなり使われているいつものカード達です。
ユニゾンビはレベル調整できるチューナーで、かつ、不知火をデッキから墓地に落とせるので、3枚採用です。
馬頭鬼の採用枚数は2枚にしています。馬頭鬼はユニゾンビや武部で墓地に落としたいカードなので、初手に必ず必要ではないからです。とは言え、不知火の柔軟な盤面展開に強く貢献してくれるので、2~3枚は必要かと思います。今回は3枚目の代わりに異次元からの埋葬を1枚採用しています。
牛頭鬼は墓地に送られたとき、コストで墓地のアンデット族モンスターを除外することで手札からアンデット族モンスターを特殊召喚できます。ユニゾンビでデッキから墓地に送れる展開補助カードのため、採用枚数は1枚にしています。
- 灰流うらら、増殖するG
それぞれ3枚採用ですが、対戦環境に合わせて調整・入れ替えれます。不知火テーマだけでは対応できない範囲をカバーできるカードと入れ替えると良いと思います。スペルスピード3の神罠や、手札誘発でフィールドのモンスター効果を無効にできる無限泡影などがオススメです。
- 逢華妖麗譚‐不知火語、不知火流 転生の陣
不知火語は初動の隠者をデッキから持ってこれる理由から、3枚採用しています。手札次第では武士をリクルートして妨害したり、鍛師をリクルートしてS素材にして必要なカードをサーチしたりと、単純なリクルートカードでも用途は様々です。相手モンスターが存在しないと発動できないので、先行では初動とはならずにセットする形になります。忘れがちですが、墓地からも不知火モンスターを特殊召喚できるので、墓穴などの相手が対象を取って墓地を除外するカードを使ってきたときのケアとしても使えます。
転生の陣は隠者の帰還効果を補助できる必殺技のようなフィールド魔法です。発動条件が厳しいですが、墓地から守備力0のアンデット族を蘇生することができます。墓地の不知火Sモンスターやユニゾンビを馬頭鬼なしで蘇生できるのは、転生の陣ならではの強みですね。
- 不知火流 燕の太刀
相手フィールドのカードを2枚破壊しつつ、デッキから不知火を除外できます。不知火の除去の要にして潤滑油です。武部や宮司、ユニゾンビの効果が無効化され、棒立ちになったときにあると助かります。鍛師を素材に炎神や戦神をS召喚して燕の太刀をサーチ、相手ターンで発動してデッキから武士を除外して墓地の隠者を回収、自分のターンで隠者効果・・・、という風に連鎖することが可能です。
☆エクストラ15
- 炎神‐不知火、戦神‐不知火
このデッキにおける高打点フィニッシャーです。S召喚条件が厳しいものの、それに見合った性能を持っています。
炎神はフィールドのアンデット族モンスターに戦闘・効果破壊耐性を付与できます。ヴァンパイア・サッカーや武士を維持することに貢献します。
戦神は墓地の不知火を除外して火力をアップします。炎神を除外して6,500打点がこのデッキの最高打点となります。ただ多くの場合、宮司の除去効果を使ったり、武士の回収効果を使った方が有用となります。盤面状況を考慮して選択する必要があると思います。宮司を除外するだけでも打点4,500なので十分だと思います(笑)。
- 妖神‐不知火
自分フィールド・墓地のモンスターを対象を取らずに除外して様々な効果を適用できます。効果処理時にモンスターを除外して効果を適用できるので、効果が無効にならない限り、何かしらの仕事をしてくれる優秀なモンスターです。妖神自信、または、他の不知火Sモンスターを除外することで、相手のモンスターと魔法罠を対象を取らずに破壊できます。また、初動で墓地の武部を除外することで、1ドローと手札のカード1枚を墓地に送れます。誘発や罠を手札に引き込むための重要な手段となります。
- ヴァンパイア・サッカー
アンデット族デッキにおけるドローソースは不知火でも健在です。宮司や不知火語などにより手札を要求されることが多いので、盤面に維持できればとても心強いです。
展開例
全体の手札の組み合わせによって、大きく展開が左右されます。
下記の組み合わせさえ場に揃っていれば問題無いと思います。
①隠者+宮司+馬頭鬼=ハリファイバー+サッカー+炎神+牛頭鬼+宮司+1ドロー
このデッキにおける上振れ展開で、相手ターンに炎神とサッカーを残しつつ墓地にレベル4の不知火を送れてブラックローズドラゴンをS召喚できます。シューティングライザー+牛頭鬼+宮司の出す先は、お好みの制圧モンスターにEXデッキを変えることによって、自分なりのカスタマイズが可能。今なら、フォーミュラシンクロンとバロネスをEXデッキに投入して出すと強力かと思います。
- 宮司召喚で隠者を特殊召喚
- 隠者の効果で宮司をリリースし、デッキからユニゾンビ特殊召喚
- ユニゾンビの②の効果でデッキから牛頭鬼を墓地へ
- 牛頭鬼で宮司を除外し、手札の馬頭鬼Aを特殊召喚
- ユニゾンビと馬頭鬼Aでハリファイバーをリンク召喚し、逢魔の妖刀を特殊召喚
- 隠者と逢魔で妖神をS召喚
- 隠者の効果で除外ゾーンの宮司を帰還
- 馬頭鬼Aの効果で逢魔を蘇生
- 逢魔の効果で除外ゾーンの隠者と馬頭鬼Aを帰還
- 隠者と馬頭鬼Aでヴァンパイア・サッカーをリンク召喚
- 馬頭鬼Aの効果で牛頭鬼を蘇生(サッカーで1ドロー)
- 牛頭鬼効果でデッキから馬頭鬼Bを墓地へ
- 馬頭鬼Bで墓地のユニゾンビを蘇生
- 妖神とユニゾンビで炎神をS召喚
②武部+馬頭鬼=ヴァンパイア・サッカー+炎神+1ドロー
覚えていると便利な手札入れ替え展開の手順です。
- 武部を召喚し、デッキから逢魔を特殊召喚
- 武部と逢魔で妖神をS召喚
- 妖神の効果で武部を除外し、武部の効果で手札の馬頭鬼を墓地へ
- 馬頭鬼の効果で逢魔を蘇生
- 逢魔効果で除外ゾーンの武部と馬頭鬼を帰還
- 武部と馬頭鬼でヴァンパイア・サッカーをリンク召喚
- 馬頭鬼の効果で墓地の逢魔を蘇生(サッカーで1ドロー)
- 妖神と逢魔で炎神S召喚
プレイング
全体を通してプレイが難しいと思います。その場その場で知識と応用が必要なので、かなり使い込まないと勝ちにくいと思います。
序盤はサッカー+妖神の布陣か、ハリファイバー+モンスターor不知火語の布陣を敷くことによって、ターンをしのぎます。宮司+不知火語が手札で揃っていれば、武士を出せるようにセットしましょう。その他、燕の太刀や誘発によって妨害します。
中盤以降は、逢魔の妖刀や妖刀不知火の墓地シンクロなどを駆使して、フィールドを蹂躙していきます。相手のフィールドに応じて柔軟に変化できると思うので、常に最適解を目指してプレイしていきます。不知火語は中盤以降腐りやすいカードなので、発動できるときに発動しておく状況があると思います。素早い決断をして、相手の動きに合わせていきましょう。最終的に炎神や戦神、クリスタルウイングなどをS召喚し、相手のライフを削っていきます。大型のSモンスターが並ぶとかなり圧巻なので、勝てた時の喜びは想像以上に気持ち良いと思います。
弱点は特殊召喚封じと効果無効です。アンデット族デッキに共通してますね。結界像やスキルドレインは黄金櫃や羽根箒を握っていないと苦戦を強いられます。とは言え、無抵抗にやられるわけではないと思います。武士+宮司や燕の太刀を引けていれば、何とかなるかもしれません。
余談ですが、「零氷の魔妖-雪女」は設定・効果ともに、不知火の天敵であります。こちらも、武士の除外効果を付与した戦闘で倒さなければなりません。炎神や戦神で戦闘破壊して墓地に送ってしまうと、餓者髑髏が甦りますからね。
いかがだったでしょうか?
この記事をきっかけに、不知火に興味を持っていただければ良いなと思います。
今回のデッキでは採用していない不知火関連のカードがまだあるので、それらを加え混ぜてもまた新鮮な不知火デッキを楽しめると思います。
ただ、最後の強化から期間がしばらく空いているので、不知火テーマ事態が第10期の環境と比べて少しパワー不足に感じるかもしれません(笑)。
以前から言われていた、デッキからフィールドや墓地に不知火モンスターを供給する手段が増えれば、既存のカード効果をより発揮できて強くなるかも・・・と思います。また、アンデット族のパワーテーマであるエルドリッチや儀式要素を含んだヴェンデットと組ませても、デッキの特色がガラッと変わって面白いと思います。
最後に、ブログの更新が遅れてしまい、申し訳ありません。
Wi-Fi環境が整っておらず、PCが使用できなかったため遅れてしまいました。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
次回の更新をお楽しみください。
【多彩な罠で大量展開!!】バージェストマエルドリッチ
今回は、バージェストマカテゴリとエルドリッチを混合したデッキを紹介します。
構築に至った経緯は、新規「バージェストマ・カンブロラスター」を取り入れた妨害罠デッキを作ってみたかったからです!
バージェストマ(バジェ)は6年ほど前に韓国のWP枠で登場し、エクストラパックで日本に輸入されたカテゴリです。イラストは古代の生物がモチーフになっています。メインのカードはすべて罠カードで構成され、共通効果として罠カードの発動時に墓地から通常モンスターとして特殊召喚される特徴があります。
バジェが決闘者の記憶から消えかかっているころ、なんとライトニングオーバードライブで突然の強化をもらいました(笑)。元々、エクシーズ(xyz)で戦っていくテーマですが、リンク2モンスターの登場により新たな強化の可能性を感じました。
どうやって構築していこうかと考えた結果、やはり自分といえばアンデット族。同じく罠カードで戦っていく『エルドリッチ』カテゴリと混ぜてみました。バージェストマエルドリッチ、略して「バジェルドリッチ」。想像以上の仕上がりになったので、ここに書き留めます。
カンブロラスタ―を活かすにあたり、リンクモンスターで強い切り札を探しました。リンク召喚の素材によってカンブロラスタ―を自然に墓地に送り、セットカードを守れる墓地効果を発動できるようにするためです。
リンクモンスターで制圧力があり、バジェと相性が良いモンスターといえば、このモンスターだ !!
バジェがお好きな方、構築や組み合わせに悩んでいる方に読んでいただけると幸いです!
デッキ構築はサイドを考えておらず、大会のセオリーと異なる部分があるかもしれませんがご了承ください。
何かご質問等があればコメントやツイッターにて答えれます。よろしくお願いします。
https://twitter.com/azuki_painter?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor
目次
デッキ内容
まずは、主要なカードと投入理由を説明します。カードの詳細については、こちらでカード画像をクリックすると手軽に確認できます。
☆メイン40
- 黄金卿エルドリッチ
このデッキのエースアタッカーです。打点3,500によりデュエルを有利に進めれます。そして、手札にバジェと一緒に捨てることでカードを除去しながらバジェを墓地に肥やせます。また、黄金郷の罠で妨害したり、エルドリクシル罠でデッキからアンデット族モンスターを呼び出せます。特殊召喚時の効果で破壊されない耐性は、後述するトポロジックボマーの全体破壊効果を躱すことができます。 採用枚数の理由は、エルドランドやエルドリクシルでデッキから持ってこれることから、3枚なくても良いと思ったからです。初手にバジェ罠の配分を増やすために、エルドリッチ関連のカードの枚数は極力抑えています。手札に2枚来てしまった場合はディノミスクスの効果で片方は捨てましょう。
- ペインペインター、ゾンビキャリア
このデッキにおける名脇役です。主にオパビニアやアノマロカリスのxyz素材になります。ペインペインターの効果によりエルドリッチと黄金郷罠をレベル2にすることで、バージェストマ罠がなくても罠素材のアノマロカリスをxyz召喚できます。バジェ罠が墓地に足りないとき、オパビニアを出すことでバジェ罠を補充する役割もあり、器用に立ち回れます。ゾンビキャリアは墓地においておけば、xyzやリンク素材の数稼ぎに役立てます。採用枚数の理由は、メインのバジェとの連携がなく手札事故が起きやすいため、それぞれ1枚ずつにしています。エルドリクシルでデッキから引っ張ってこれるので問題ありません。手札に来た場合はディノミスクスの効果で捨てましょう。
- 原始生命態ニビル、増殖するG、屋敷わらし
相手の展開を抑制できる手札誘発です。バージェストマモンスターはモンスター効果を受けないので、ニビルの全体リリース効果を受けません。相手モンスターだけリリースされ特殊召喚されるので、苦労して召喚した下級バジェやアノマロカリスなどを失うことはありません。対象を取らない破壊以外の除去カードなので、3枚採用しています。手札に複数枚来るのが気になるようなら、枚数を減らすかディノミスクスの効果で捨てましょう。
増殖するGはレベル2なので、ランク2xyz素材となれる妨害札です。手札に腐りにくいカードなので、3枚採用にしています。
屋敷わらしはバジェの弱点である墓穴などの墓地除外をケアするために、デッキの余った枠に2枚入れました。うららやうさぎなど、環境や好みで変えて良いと思います。
- バージェストマ・ディノミスクス、バージェストマ・カナディア
バジェ罠の妨害札の中から、厳選してこれら2種を選びました。黄金郷の除去と違って対象を取りますが、1ターンに1度の制限がなく、手札に複数枚あっても困らないです。現代遊戯王はモンスター展開が基本なので、モンスター除去を重視しました。
ディノミスクスの除去効果は除外なので、厄介な墓地効果を発動させることなく処理できます。手札を捨てる必要がありますが、エルドリッチ関連のカードを捨てることによりコストを軽減できます。とは言え、エルドランドでエルドリッチや黄金郷罠をサーチできたり、強欲で金満な壺でドローできたり、ディノミスクスの発動コストで悩むことはあまりありません。表側の魔法罠も除外できるので、マクロコスモスやネクロバレーを見つけたら、直ちに始末しましょう。
カナディアは相手モンスターを裏守備で貼り付けることができ、ディノミスクスと比べてコストがいらないので、手軽に発動できる妨害札です。コンキスタドールのような下準備がいらないので、セットしているときの安心感が違います(笑)。
- バージェストマ・マーレラ、バージェストマ・レアンコイリア
バジェ罠のサポート札の中から、厳選してこれら2種を選びました。デッキの回転率を高めるため、それぞれ3枚採用しています。
マーレラはバジェ罠のほかに、エルドリクシルや黄金郷罠を墓地に送れます。初手がバジェやエルドリッチのどちらか一方に偏りすぎても、マーレラさえあればデッキのコンセプトに近づけることができます。
レアンコイリアは除外ゾーンのカードを墓地に戻せる優秀なカードです。除外されたバジェの他に、エルドリクシルや黄金郷罠を墓地に戻せます。この効果があるおかげで、デッキからの罠リソースが尽きないですね。継続的に罠を発動できる環境が整い、バジェを特殊召喚し続けることが可能です。また、強欲で金満な壺で除外された裏側のウインドペガサスやスカルナイトを墓地に戻せます。例えば、バトルフェイズでレアンコイリア発動時墓地のバジェを蘇生しながらウインドペガサスを墓地に戻すことで、デッキバウンス搭載の壁モンスターを立てるコンバットトリックな動きが可能です。スカルナイトを戻すことで除去札にもなります。墓穴の指名者などで除外されたエルドリッチやゾンビキャリアなどを戻せることにも役立ちます。
- 黄金郷のコンキスタドール、黄金郷のワッケーロ
エルドリッチの罠モンスター達です。コンキスタドールは除去性能が優秀なため3枚採用です。ワッケーロの墓地除外効果は活かせる場面が少ないですが、xyzやリンク素材になりえるので多めの2枚採用としています。永久に輝けし黄金郷は不採用にしています。理由はスペルスピード3のカウンター罠なので、バジェの蘇生効果をチェーンできないからです。このデッキは効果無効のカードが屋敷わらしだけなので、相手の効果発動を通し気味です。不安に感じるようであれば、保険で入れても良いと思います。
- トラップトリック
デッキからバジェやエルドリクシルをセットできます。状況に合わせて変えることができるのは非常に便利です。墓地にバジェが2枚以上あれば、これ1枚でバジェを2体蘇生できます。上記の性能から3枚フル投入です。
☆エクストラ15
- バージェストマ・アノマロカリス、バージェストマ・オパビニア
バジェのxyzモンスターです。アノマロカリスはフリーチェーンで相手のカードを1枚破壊できます。また、自分の場の罠カードが墓地に送られたとき、デッキトップをめくって罠ならセットできる補充効果を持ちます。ゾンビキャリアの蘇生コストで手札の罠を置けば、確定で補充できます。強金で飛ばないように2枚ずつ採用しています。
オパビニアはバジェ罠のサーチとカンブロラスタ―の経由地点です。墓地から蘇生したバジェをそのまま素材にすると除外されてしまうので、オパビニアを召喚して一旦オーバーレイユニットにし蘇生情報を消します。手札に発動できるバジェ罠がサーチしたカードと合わせて2枚以上あれば、カンブロラスタ―からリンク4まで繋げれます。また、xyzモンスターが戦闘を行ったターンにアーゼウスになれるので、サーチして用済みであればアーゼウスを重ねましょう。
- バージェストマ・カンブロラスタ―
デッキ構築のきっかけとなったリンク2の新規です。自分か相手のセットされた魔法罠を墓地に送り、デッキからバジェ罠を持ってこれます。マーレラをセットできればエルドリクシルや黄金郷罠を落とせるなど、間接的にエルドリッチをサポートしてくれます。バジェとエルドをつなぐ大きな懸け橋になってくれる存在です。リンク2のカンブロラスタ―2体でトポロジックボマードラゴンがリンク召喚できます。簡単ですね(笑)。墓地効果でセットカードを破壊の肩代わりにしつつ、トポロジックボマーで全体破壊する盤面の出来上がりです。
リンクマーカーが下向きなので、トロイメアと相互リンクできるのも優秀です。フェニックスで魔法罠を除去しつつ1ドローできます。トポロジックの召喚の準備を万全にしてくれます。カウンター罠や落とし穴など、トポロジックを除去しにくるカードを墓地に送れれば御の字ですね。
強金で裏側除外されても、レアンコイリアで墓地に戻せば羽根箒などのセットカード破壊をケアできます。
- トポロジック・ボマー・ドラゴン、トポロジック・ゼロヴォロス
このデッキの切り札兼フィニッシャーのリンク4モンスターです。バージェストマモンスターはモンスター効果を受けないので、トポロジックの全体除去効果の被害を受けません。リンク先にモンスターが特殊召喚されるたびに、トポロジックボマーはメインモンスターゾーンのカードを全て破壊する効果を持っています。トポロジックボマーを立てたら、相手モンスターの召喚に合わせてトポロジックボマーのリンク先にバジェを特殊召喚する作業が始まります(笑)。かみ合いすぎて「バージェストマ・ボマー・ドラゴン」と敬称するしかありません。
効果の性質上、ボマーは3回以上でゼロヴォロスは1回の発動のため、ボマーの召喚の方がゼロヴォロスよりも優先度が高いです。このデッキでは、エルドリクシルや黄金郷罠でモンスターを特殊召喚することでも効果は起動できます。そして、エルドリッチの墓地効果で手札から特殊召喚したアンデット族モンスターは相手ターン終了時まで効果で破壊されないので、ボマーの効果を受けることなく展開することができます。守備力3,800エルドリッチを立てるも良し、ペインペインターやゾンビキャリアでランク2やトロイメアケルベロスに繋げても良し。相手のがら空きボディーにボマーのキツいブローをくらわしましょう。
展開例
初手の罠の比率によって展開は変わります。レベル2モンスター2体と効果モンスター1体で、トポロジックまで繋げることができます。
下記の組み合わせさえ場に揃っていれば大丈夫でしょう。
①エルドリッチ+黄金郷+ペインペインター=アノマロorトポロジック+紅き血染め
相手ターンからこの盤面で返されたら狙いに行きます。ペインペインターのレベル2変更によって、アノマロカリスやオパビニアをxyz召喚できます。トポロジックへのアクセスは、黄金郷を素材にオパビニアを経由してカンブロラスタ―を出すことにより召喚できます。このとき、カンブロラスタ―の召喚用のバジェが墓地に1枚以上なければトポロジックまで繋げれないので注意してください。
- 黄金郷とペインペインターでオパビニアxyz
- オパビニアでマーレラをサーチ
- 手札からマーレラを発動し、チェーンして墓地からバジェAを蘇生
- マーレラで紅き血染めのエルドリクシルAを墓地へ
- バジェとオパビニアでカンブロラスタ―をリンク召喚
- 墓地の紅きAの墓地効果で黄金郷をデッキからセット
- カンブロラスターで黄金郷を墓地に送りバジェBをデッキからセット
- バジェBを発動し、チェーンして墓地からマーレラを蘇生
- エルドリッチとマーレラで任意のリンク2召喚
- カンブロラスタ―とリンク2でトポロジック召喚
- 黄金郷の墓地効果で紅きBをデッキからセット
②マーレラ+トラップトリック=トポロジック+紅き血染め
このデッキにおける最小消費枚数でトポロジックにつなげるルートです。これにプラスして自分の場に魔法罠が他にセットされていれば、墓地のエルドリッチの効果が発動でき、リンク先の特殊召喚からのボマーぶっぱまで繋げれます。ぶっぱ効果を使ったターンはボマーしか殴れない点は注意してください。
- マーレラの効果でバジェAを墓地に送る
- トラップトリックを発動し、チェーンしてマーレラを墓地から蘇生
- トラップトリックで紅き血染めのエルドリクシルAを除外しBをセット
- 紅きBを発動し、チェーンしてバジェAを墓地から蘇生
- 紅きBでデッキからエルドリッチを特殊召喚
- 返しの自分ターンにマーレラとバジェAでオパビニアxyz召喚
- マーレラをコストに、オパビニアでレアンコイリアをサーチ
- 手札からレアンコイリアを発動し、チェーンしてマーレラを墓地から蘇生
- レアンコイリアで除外ゾーンの紅きAを墓地に戻す
- 紅きAを除外してデッキから黄金郷をセット
- オパビニアとマーレラでカンブロラスタ―をリンク召喚
- カンブロラスタ―で黄金郷を墓地に送りデッキからバジェBをセット
- バジェBを発動し、チェーンしてレアンコイリアを墓地から蘇生
- エルドリッチとレアンコイリアで任意のリンク2召喚
- カンブロラスタ―とリンク2でトポロジック召喚
- エンドフェイズに黄金郷を除外してデッキから紅きCをセット
プレイング
序盤は強金やエルドランドで手札を増やしつつ、罠をセットし相手の展開を妨害します。バジェ罠が手札にあれば優先的に使用し、墓地にバジェ罠を肥やします。
リソースが不足するようであれば、オパビニアでバジェをサーチして回復しましょう。
手札誘発のニビルはバジェの展開を阻害しないので、躊躇なくバジェの蘇生効果を発動できます。また、ニビルの発動にチェーンしてエルドリクシルを発動すると、モンスターのリリースだけ行われニビルの特殊召喚がされず手札に残る状態で処理されます。利用できる裁定はとことん利用し、できるだけリソースを維持しながらゲームを有利に進めていきましょう。
中盤以降は、相手のデッキタイプによって変わり、おそらくバジェの展開が進むか、エルドリッチのビートで2極化すると思います。ディノミスクスやカナディア、コンキスタドールで相手の展開を蓋していれば、エルドリッチを立てて複数のバジェ(攻1,200)と一緒にビートするだけで勝てるときもあります。このとき、可能であればアノマロカリスやプレアデスを出せれると、より盤面が有利になれます。
ただし、相手が展開力の高いデッキだとこっちの妨害リソースが足りなくなってくるので、早めにトポロジックで蓋をするプランに切り替えましょう。バージェストマボマーの制圧力は上述の通り強力で、好きなタイミングでサンダーボルトを打てるようなものです。そして、ゼロヴォロスはゲームが長引けば長引くほど高火力を期待できます。召喚の見極めが難しいですが、ここぞというタイミングで召喚しましょう。
弱点は墓地メタです。採用率の高い墓穴の指名者がエルドリッチの機動性を阻害します。マクロコスモスやネクロバレーなどにも要注意です。
そして、罠の発動にチェーンして蘇生する都合で、相手にスペルスピード2以上のモンスターや魔法カードの効果を発動されると、バジェは蘇生できなくなります。例えば、紅き血染めのエルドリクシルに灰流うららを打たれると、墓地のバジェが展開できない、といった具合です。こっちの罠にチェーンして相手が墓穴を発動したときには、バジェが蘇生しないどころか、墓地リソースまで削られる羽目になります。
いかがだったでしょうか?
この記事をきっかけに、バージェストマを見直していただければ良いなと思います。リンク2のカンブロラスタ―のおかげで、強力なリンクモンスターに繋げやすくなったと思います。今後の強化が楽しみですね。
それと、エルドリッチは相変わらずカードパワーが高いです(笑)。
以前から言われていた、バジェの欠点である蘇生のための罠カード不足がエルドリッチテーマによってある程度解消されたと思います。エルドリクシルを使った後、アンデット族以外特殊召喚できないデメリットには注意が必要ですね。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
【シンクロ召喚で大量ドロー!?】黒庭オシリスアンデット
今回は、PRISMATIC GOD BOX -プリズマティックゴッドボックス- で登場した新規カードを使ったアンデット族混合のオシリスデッキを紹介します。
構築に至った経緯は、「オシリスの天空竜」を切り札として、自分なりの構築で活かしてみたかったからです!
オシリスの天空竜は、昔から遊戯王を遊んでいる人なら誰もが知っている神のカードです。原作「遊☆戯☆王」の決闘都市編で、オシリスの天空竜は主人公の武藤遊戯の前に立ちふさがり、その後アンティルールの対価で遊戯の手に渡って切り札として使用されました。上級呪文の効果以外のあらゆるカード効果を受けず、召雷弾によるコントロール性能によって場を圧倒しました。最近で言えば、決闘歌劇VIRT-デュエルオペラ・ヴァ―ト-でも召喚されていましたね。
現OCGでは強力すぎる効果耐性が無くなり弱体化され、3体生贄というコストが重い召喚方法からプレイヤーから嫌煙されがちです。召喚できたとしても手札を使い切れば攻撃力アップ効果まで活かせないため、手札で腐りやすいカードになります。どうしてもデッキのお荷物になりがちな存在です。それらの要因で構築難度が高く、あまり使われることのないカードでした。
そんな中、ゴッドボックスに「交差する魂」と「超伝導波サンダーフォース」というカードが収録されました。オシリスのハンドコストを軽減し、さらに強い効果を内蔵しています。これら2種のカードのおかげでオシリスの天空竜のポテンシャルを活かせると思いました。
自分なりの構築といえば、やはりアンデット族。オシリスの打点を維持しつつ召喚まで踏み込めるコンボデッキを考えました。もともとルートとして持っていた手札消費2枚から7枚ドローする案をオシリスデッキに組み込みました。どこにも使うところがなかったところに、丁度良くかみ合って満足いく構築になりました。
オシリスの天空竜がお好きな方、構築や組み合わせに悩んでいる方に読んでいただけると幸いです!
デッキ構築はサイドを考えておらず、大会のセオリーと異なる部分があるかもしれませんがご了承ください。
何かご質問等があればコメントやツイッターにて答えれます。よろしくお願いします。
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デッキ内容
まずは、主要なカードと投入理由を説明します。カードの詳細については、こちらでカード画像をクリックすると手軽に確認できます。
☆メイン40
このデッキの主役で2枚採用です。相手モンスターが攻撃表示で召喚・特殊召喚時に打点を2,000下げ0になれば破壊する強制効果と、手札の枚数×1,000上昇する永続効果を持ちます。今ならリンクモンスターへの強力なメタとなります。
真実の名を含めての5枚採用としました。採用枚数の理由は、手札で複数枚来ても展開できなければ腐ってしまうからです。実践を数回経て、召喚権をすでに消費してるときにオシリスをドローする機会が多いことがわかったので、真実の名の割合がオシリスよりも多い方がオシリスをより降臨させやすいと思いました。後述する7枚ドローのときに、事故りにくく引き込みやすいギリギリのラインとして真実の名3枚を含めた5枚と定めました。
オシリスの天空竜よりも真実の名の枚数が多い理由は他に、アンデット族モンスターやハリファイバーの効果でゾンビキャリアをデッキから持ってこれば、真実の名を打ちやすくなるだろうと思ったからです。真実の名の効果でデッキトップのカード名を当てる必要があるのですが、ゾンビキャリアの墓地蘇生効果のコストで手札のカードをデッキトップに置くことができるので、真実の名によってオシリスの天空竜を簡単に特殊召喚できます。真実の名とアンデット族が手札にそろえば、オシリスにつなげられるようにしています。また、手札に加えることもできるので、交差する魂を握っていればオシリスの天空竜を特殊召喚せず手札で持っておき、相手ターンに召喚する選択が取れるのも優秀です。
ユニゾンビの効果を使った後、アンデット族モンスターしか攻撃できません。オシリスの天空竜で攻撃するときは1ターンまたがないといけませんので、注意しましょう。
- 不知火の隠者、ユニゾンビ、馬頭鬼、ゴブリンゾンビ
このデッキのメインギミックで、オシリスの天空竜の召喚をサポートしてくれます。
採用枚数の理由として、隠者とユニゾンビはアンデット族モンスターを墓地に送れハリファイバーに繋げてくれるので、それぞれ3枚ずつ採用しています。ユニゾンビは邪竜星ガイザーやアーケティスなどのシンクロ(S)召喚の素材にもなるので、中盤に引いても腐りづらいと思います。
馬頭鬼は手札に複数枚来ると使いにくいので2枚にしています。後述するルートなら最大2枚あれば十分なので問題ありません。
ゴブリンゾンビは展開ルートの要ですが、単体で機能しにくく手札に複数枚来ると困るので、1枚だけの採用にしています。コンボの成功率を高めたいのであれば2枚以上採用しても良いと思いますが、隠者やユニゾンビに召喚権を使う都合上、召喚の機会なく手札に余りやすくなるでしょう。2枚以上増やす場合は、特殊召喚できるチューナーを多く採用するなど工夫が必要そうです。ゴブリンゾンビがサーチするカードは、TG ギアゾンビやワイトプリンセス、牛頭鬼など手札と盤面に応じて選べるので、このデッキにおいてかなり役に立ってます。
- TG ギア・ゾンビ、ヴェンデット・コア、ゾンビキャリア
後述する展開ルートのコンボパーツです。
オシリスの攻撃力を上げるために、連続S召喚からのハイパーライブラリアンによるドローを重ねるために採用しています。それぞれ1枚ずつ採用で、ゴブリンゾンビからサーチして使います。 一度きりの使用なので複数枚採用する理由がないですが、あえて挙げるなら真実の名の効果を2回使えるようにゾンビキャリアを増やすくらいだと思います。ゾンビキャリアは手札にきてもアルミラージ経由でハリファイバーまでつながるので、無理なく採用できると思います。
- 幻獣機オライオン、ジェット・シンクロン
現環境に詳しい方なら誰もが知っているアウローラドン出張パーツです。ハリファイバーをリンク召喚しジェットシンクロンと共にアウローラドンの素材となり、アウローラドンの効果でデッキからオライオンを特殊召喚します。ゴブリンゾンビの効果で馬頭鬼をサーチすれば、展開ルートに科学変化が起こります。
- 光竜星-リフン、竜星の輝跡
ライブラリアンのドローの連続S召喚のために、そして、使い切った竜星SモンスターをEXデッキに戻すために、それぞれ1枚ずつ採用しています。ボウテンコウからアクセスできることや、アンデット族と関係ないことから、2枚以上採用することはないと思います。
ゴッドボックスの新規カードです。交差する魂は発動できれば強力な除去札になりえます。また、オシリスの召喚補助という役割なので、交差する魂は3枚採用しています。速攻魔法のため相手ターンでも発動できることから、7枚ドロー展開で一番引きたいカードです。
サンダーフォースは発動条件が限定的なので、2枚と控え目にしています。自分のターンに発動できれば相手のモンスターを一掃しながら手札補充できます。ユニゾンビのデメリットで攻撃できないところをうまくカバーしてますね。7枚ドロー展開で引ければラッキーです。速攻魔法なので、先行なら伏せて相手ターンで使いましょう。
- ブラック・ガーデン、ワイトプリンセス
展開兼ロックパーツです。黒庭の採用枚数は2枚にしています。ガーデンローズメイデンでサーチと墓地から回収できます。オシリスやアンデット族と関係が深いので、3枚に増やしても良いと思います。しかし、これ1枚だけでは先行展開できないので、一応2枚に留めています。
強制効果で召喚・特殊召喚したモンスターの攻撃力を半分にし、対面の場に攻撃力800の黒庭トークンを特殊召喚します。また、このカードをコストに場の植物族モンスターをすべて破壊し、破壊したモンスターの攻撃力の合計と同じ攻撃力を持つ自分の墓地のモンスターを蘇生できます。
黒庭の攻撃力半減効果は相手にとって非常に厄介で、うまく維持できれば盤面を維持できます。オシリスの攻撃力ダウン効果と噛み合いが良く、破壊できるモンスターの範囲を倍に広げることができます。ZEXAL世代から『黒庭オシリス』として有名なコンボですね。
また、蘇生効果は連続S召喚をサポートしてくれるので、非常に優秀なフィールド魔法です。植物族モンスターはガーデンローズメイデンしか入っていないので、基本黒庭トークンを破壊することになります。黒庭トークンの攻撃力は800なので、800の倍数のモンスターが蘇生可能です。このデッキの蘇生対象は、メインで天威龍-ナハタ、シノビネクロ、ワイトプリンセス、EXでメイデン、湖之龍、ライブラリアン、ヴァンパイアサッカーです。結構多いですね。黒庭発動後ユニゾンビか牛頭鬼を通常召喚、効果でシノビネクロを墓地に落としシノビネクロを蘇生すれば、ハリファイバーまでリンクできます。牛頭鬼が墓地に送られた場合、牛頭鬼以外のアンデット族モンスターを除外して手札のアンデット族モンスターを特殊召喚できるので、シノビネクロをコストに更なる展開が可能です。シノビネクロは墓地から除外されたとき、場に特殊召喚できる効果があるので、ハリアウローラドンからのライブラリアンドローに貢献してくれるはずです。隠者の場合はユニゾンビにリクルートしなければハリファイバーに辿り着けないので、ワイトプリンセスを墓地に送り黒庭の効果で蘇生しましょう。
ワイトプリンセスは手札から捨てると場のモンスターの攻撃力をレベルまたはランク×300下げれる誘発即時効果なので、オシリスの効果にチェーンして破壊したり、黒庭の効果で蘇生できたりと、一粒で二度おいしいカードです。ゴブリンゾンビからサーチできるので、7枚ドロー展開の途中にサーチを挟み構えることができます。
- 墓穴の指名者
誘発ケアです。増 G を 許 し た ら い け な い。
☆エクストラ15
- TG ハイパー・ライブラリアン、ガーデン・ローズ・メイデン
ライブラリアンはオシリスの打点を上げるためのドローソースです。展開の核となり弱点でもあります。制限カードなので1枚採用です。ハリファイバー・アウローラドン経由でオライオンと幻獣機トークンでS召喚します。ドロー効果は強制効果なので、ゴブリンゾンビとチェーンを組むとき、サーチしてから1ドローできるように組むとゴブリンゾンビでサーチできるモンスターを引く確率を下げオシリスや交差する魂などを引く確率を上げることができます。
ローズメイデンは黒庭をサーチまたはサルベージすることがで、シンクロ素材の縛りがないため非常に出しやすいカードです。オシリスが出せるタイミングでローズメイデンを特殊召喚し、黒庭を発動できれば『黒庭オシリス』の完成となります。今回はほぼ黒庭をサーチするだけの役割なので、1枚だけの採用にしてます。
- 邪竜星-ガイザー、源竜星-ボウテンコウ、輝竜星-ショウフク
ライブラリアンをS召喚した後、連続シンクロするためのEXモンスター達です。ボウテンコウとショウフクはそれぞれ1枚採用ですが、ガイザーは2枚採用としています。理由はユニゾンビに効果起動後アンデット族モンスターしか攻撃できないデメリットを緩和するためです。展開の途中で伏せカードを割りながら、タツノオトシオヤで再度S召喚する動きがとても強いです。このデッキにおいてガイザーは、ショウフクの素材に唯一なり得るため、ライブラリアンの展開を阻害されても大丈夫なように保険として1枚追加しました。もし、他に使いたいEXのカードを見つけることができたら、ガイザー1枚を抜くかもしれません。
- 飢鰐竜アーケティス、ヴァレルロード・S・ドラゴン
先行展開で構える妨害モンスターです。オシリスを準備できなかったときに、シンクロ召喚して構えます。それぞれ1枚ずつの採用です。ヴァレルロードの無効効果は、自分の盤面を守ったり相手の展開を止めれるなど非常に有効で、7枚ドロー展開の後に出し布陣を強固にするために必要です。アーケティスは増えた手札を活かすことができます。手札の数×500攻撃力アップと手札2枚をコストに誘発即時効果で場のカードを1枚破壊できる効果が強力です。手札コストにより、アンデット族モンスターを墓地に送ることもできます。
- 水晶機巧-ハリファイバー、幻獣機アウローラドン
初動で7枚ドローするためのパーツで成功すれば後半に必要ないので、それぞれ1枚ずつ採用です。隠者1枚でハリファイバーにつなげれるほか、チューナーを出せる機会が多いので、出せる機会は多いと思います。アウローラドンから幻獣機トークンを生成し、デッキからオライオンをリクルートして、幻獣機トークンとオライオンでライブラリアンやボウテンコウをS召喚する流れが基本となります。アンデット族だけでもライブラリアンまで立てれますが、連続シンクロするまでのリソースが足りなくなり展開が止まってしまうことが多いので、S召喚よりもハリファイバーアウローラドンのリンク召喚を優先的に狙いましょう。
展開例
例)不知火の隠者1枚(ユニゾンビ)+ゴブリンゾンビ(馬頭鬼) ※写真は展開前と展開後
7枚ドロー展開の方法です。Twitterを遡ってもらえば、自分がよく使用する展開ルートの派生だと気付いてもらえると思います。このルートの強みは、隠者がユニゾンビに、ゴブリンゾンビが馬頭鬼に代わっても始動できるところで、デッキ構築の時点で初手の揃う確率を高めることができるところです。最大3枚ずつ採用でコンボのための必要なカードが揃いやすくなります。そして、手札に隠者とゴブリンゾンビの場合に限り、ユニゾンビで墓地に送るカードを馬頭鬼ではなく牛頭鬼にしても、デッキの馬頭鬼を温存しつつコンボ展開を始動できます。
とにかく、場にユニゾンビとゴブリンゾンビを揃えましょう。
- 隠者を通常召喚、効果でユニゾンビを特殊召喚し馬頭鬼Aを墓地に送る
- ユニゾンビで手札のゴブリンゾンビを捨て、馬頭鬼Aでゴブリンゾンビを蘇生
- ユニゾンビとゴブリンゾンビでハリファイバーをリンク召喚し、ゴブリンゾンビの効果で馬頭鬼Bをサーチ、ハリファイバーの効果で手札またはデッキからでジェットシンクロンを特殊召喚
- ハリファイバーとジェットシンクロンでアウローラドンをリンク召喚し、幻獣機トークンを3体生成し、アウローラドンとトークン1体をリリースしてデッキからオライオンを特殊召喚
- トークン1体とオライオンでライブラリアンをS召喚、幻獣機トークンを1体生成
- ジェットシンクロンの効果で馬頭鬼Bをコストに蘇生し、馬頭鬼Bの効果でゴブリンゾンビを蘇生
- ジェットシンクロンとゴブリンゾンビでボウテンコウをS召喚、チェーンを組みゴブリンゾンビとボウテンコウでギアゾンビと竜星の輝跡をサーチし、ライブラリアンで1ドロー
- ボウテンコウの効果で天威龍-ナハタを墓地に送りレベルを4に変更して、トークンとボウテンコウでガイザーをS召喚、1ドロー
- ボウテンコウの効果でリフンをデッキから特殊召喚し、ガイザーとリフンでショウフクをS召喚、1ドロー
- ショウフクの効果で自身を破壊しゴブリンゾンビを蘇生、墓地のリフンの効果で自己蘇生し、ゴブリンゾンビとリフンでローズメイデンをS召喚
- ゴブリンゾンビで好きなアンデット(主にヴェンデットコアやワイトプリンセス、ゾンビキャリアなど)をサーチし、ローズメイデンの効果で黒庭をサーチ、1ドロー
- 手札のギアゾンビの効果でライブラリアンの攻撃力を1,000下げて特殊召喚し、ギアゾンビとローズメイデンで湖之龍をS召喚、1ドロー
- 竜星の輝跡で墓地のボウテンコウとショウフク、ガイザーをEXデッキに戻し2ドロー
最終盤面:
手札)7枚ドロー、黒庭、アンデット族
場) 湖之龍、ライブラリアン、幻獣機トークン
墓地)ローズメイデン
この展開では最低計7枚ドローが可能です。オシリス関連のカードを強引に引いていきましょう。
さらに、湖之龍を素材にアーケティスをS召喚すれば2枚ドローが可能ですし、ガイザーを再度S召喚し黒庭トークンを破壊しつつタツノオトシオヤを特殊召喚すれば連続S召喚が続けられるので、これよりもさらにドローすることだって可能です!
この基本ルートの後から展開し、累計すると
最大10枚以上のドローが可能です。
黒庭の蘇生効果や墓地のアンデット族の効果を利用して更なる展開を目指しましょう。手札にあるヴェンデットコアやゾンビキャリア、牛頭鬼、シノビネクロなどは、湖之龍とアーケティスの手札コストにして墓地に送ります。破壊効果を使うために黒庭トークンを破壊してうまく調整しましょう。
オシリスの召喚で手札を2枚以上消費することを考えても、十分にパワーが高いオシリスが降臨できます。手札制限が6枚なのが残念ですね(笑)
プレイング
序盤は アンデット族やその他のチューナーモンスターを使ってハリファイバー、アウローラドンのリンク召喚を狙います。ゴブリンゾンビを経由しなくても、手札にパーツが揃っていればライブラリアンとボウテンコウを並べることは難しくないです。オシリスと交差する魂が揃っていればオシリスの召喚を狙っていき、うまく盤面をコントロールして後から手札を増強することだって可能です。
先行の場合、大量ドローとヴァレルロードSドラゴンやアーケティスを構えてターンを相手に渡し、次のターンでオシリスを降臨させフィニッシュする選択もあります。オシリスと交差する魂、サンダーフォースが手札に揃っていれば、伏せカードとしてセットしておき相手モンスターを除去する札として使用していきます。
後攻の場合、ユニゾンビのアンデット族以外攻撃できないデメリットを気にしながら相手盤面を返していきます。ハリファイバーアウローラドンまでたどり着ければ、ガイザーとショウフクで盤面を除去できるし、交差する魂で相手モンスターをリリースできるので、逆転できる可能性は十分に秘めています。
中盤以降は黒庭オシリスでうまくコントロールできていれば、相手が疲弊していると思います。高火力のオシリスのダイレクトアタックを決めましょう!
いかがだったでしょうか?
これを読んで、少しでも黒庭オシリスやアンデット族デッキに興味を持ってもらえたら良いなと思います。
最後に告知ですが、2021/01/10現在、紅白ブログ合戦という企画が開催中です!
大変お待たせいたしました!
— ルーシー@ライター兼動画投稿者 (@luclfer2991) 2020年11月25日
イベント内容公開です!
ブロガー様!イベント好きの人集まれー!
#遊戯王紅白ブログ合戦
「遊戯王紅白ブログ合戦」開催宣言! - ルーシーの遊戯王とサブカル集会所https://t.co/gR3A3yj12H
お待たせいたしました!
— ルーシー@ライター兼動画投稿者 (@luclfer2991) 2021年1月1日
遊戯王紅白ブログ合戦の最終組み分けの発表及びURLの一覧となります。
1月9日~11日に投稿された記事もこちらに全て記載する予定です。
どうぞよろしくお願いいたします!
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— アンデット族が好きすぎる決闘者 (アズキ) (@azuki_painter) 2021年1月10日
久々に記事投稿しました❗️
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今回のテーマは『神のカード』です。#遊戯王紅白ブログ合戦#遊戯王BN
【シンクロ召喚で大量ドロー!?】黒庭オシリスアンデット - 遊戯王OCG アンデット族講座 https://t.co/KzsKZAwybp
また、他の投稿記事もぜひ読んでいただき、いいねやリツイートボタンを押してもらえれば、紅白ブロブ合戦全体の活力になりますのでお願いします。自分以外にも良い記事がたくさん掲載・投稿されているので、読み応えがあると思います。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
ドラグマアンデットの魅力 ~アルバスの落胤を活かしたデッキ構築と展開~
今回は、ライズ・オブ・ザ・デュエリストで登場したアルバスの落胤を使ったアンデット族デッキを紹介します。
構築に至った経緯は、アルバスの落胤がアンデットワールドと好相性だと気付いたからです。
アルバスの落胤はドラグマと関連するカードで、召喚・特殊召喚時に相手モンスターと融合する効果を持っています。 融合先は灰燼竜バスタードが一般的ですが、攻撃力2,500以上の相手モンスターを素材にしないといけないため使用が限定的です。アンデットワールドを発動すれば冥界龍ドラゴネクロの融合条件を満たすことができ、どんな相手モンスターでも融合素材にできることを思いつきました。
アンデットワールドがお好きな方、ドラグマとの組み合わせに悩んでいる方に読んでいただけると幸いです。
デッキ構築はサイドを考えておらず、大会のセオリーと異なる部分があるかもしれませんがご了承ください。
何かご質問等があればコメントやツイッターにて答えれます。よろしくお願いします。
https://twitter.com/azuki_painter?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor
目次
デッキ内容
まずは、主要なカードと投入理由を説明します。カードの詳細については、こちらでカード画像をクリックすると手軽に確認できます。
☆メイン40
- アルバスの落胤
このデッキの主役で2枚採用です。召喚・特殊召喚時に誘発する起動効果で、融合素材とする相手モンスターは対象を取りません。対象を取らず破壊せずに相手モンスターを除去できるので、遊戯王界屈指の除去性能を持っています。アンデットワールドを発動することにより、どんな相手モンスターでも素材にできるようになることに加えて、特殊召喚時に発動することから馬頭鬼やジャックアボーランで蘇生できるようになります。PSYフレームロードΩやヴァンパイアサッカーでアルバスをサポートすることで、何回でも蘇生し融合効果を発動できるシステムを作ることができます。
しかし、効果にチェーンしてアルバスが処理されると不発になる弱点があります(幽鬼うさぎや奈落の落とし穴など)。主役といっても、あまり性能を過信しないように注意しましょう。効果発動前に伏せカードを処理するか、他の展開で罠を踏みに行くプレイングが必要だと思います。
2枚採用の理由は、手札に2枚以上だぶつくと片方の効果が同じターンで使えないということからです。このデッキには、融合派兵や天底の使徒などアルバスへのアクセスカードは多く採用しているので、2枚採用でも問題ないと感じました。
- 教導の聖女エクレシア、教導の騎士フルルドリス
エクレシアやフルルドリスはEXデッキのモンスターがいれば特殊召喚できるので、リンク召喚の素材に便利です。このデッキではユニオンキャリアーやヴェルテアナコンダのリンク召喚を狙っていきます。そして、ドラグマエンカウンターやフルルドリスをサーチし、相手に合わせた妨害盤面を作ることができ強いです。
エクレシアの2枚採用の理由は、アルバスを直接サーチできるわけではなく、サーチ効果を発動したターンに融合召喚ができないためです。よりドラグマにデッキを寄せたいのであれば、エクレシアの採用枚数は増やしても良いかもしれません。フルルドリスはエクレシアでサーチしたいので1枚だけ採用です。
- 不知火の隠者、ユニゾンビ、馬頭鬼
彼らの役割は2つあります。1つ目は屍界のバンシーへのアクセス手段です。アンデットワールドがないと、このデッキの真価を発揮できないです。2つ目はハリファイバーやヴェルテアナコンダ、PSYフレーム・Ωなどを隠者1枚で召喚するためです。後述しますが、このデッキでは隠者1枚でアンワドーハの布陣が組めるようギミックを仕込んでいます。
隠者は初動を安定させるために3枚採用にしました。召喚権やアンワバンシーの採用枚数との兼ね合いから、ユニゾンビと馬頭鬼を2枚採用にしています。
- 屍界のバンシー、アンデットワールド
このデッキの軸であり最重要カードです。フィールドにアンデットワールドさえあれば、盤面のまくりや妨害性能が飛躍的に上がります。種族メタも僅かに刺さる時があります。アルバスの項でも書きましたが、融合素材の範囲を広くすることに加えて、アルバスや融合召喚したモンスターを馬頭鬼やジャックで蘇生できるようになります。また、グローアップブルームからドーハスーラやジャックを特殊召喚できれば、妨害の質は向上します。
アンワは初動に欲しいため3枚採用、バンシーはユニゾンビで墓地に落とせるため2枚採用となっています。手札にきたバンシーはアルバスなどで捨てれるので、採用枚数を増やしアンワを発動させやすくしても良いかもしれません。
- 死霊王ドーハスーラ、ジャック・ア・ボーラン、グローアップ・ブルーム
アンワのコンボパーツとして優秀です。ドーハスーラはEXデッキからモンスターを特殊召喚できないターンでも出せる強力な制圧札の1枚です。ジャックは相手ターンにアルバスを蘇生できれば相手モンスターを除去できる妨害札になりえます。グローアップブルームはこれら2枚をハリファイバーからアクセスできます。
- 天底の使徒、融合派兵
アルバスをサーチ・特殊召喚できます。天底の使徒を使ったターンは融合できないので、アルバスを直接サーチするのではなくエクレシアをサーチし、相手ターンでアルバスを特殊召喚できるように準備していきます。融合派兵は召喚権をアンデット族モンスターに回せるので、間接的にアンワへアクセスしやすくなるカードと言えます。
初動を安定させるためにそれぞれ3枚採用です。
- 超融合、簡易融合
強い。
- ドラグマ・エンカウンター
アルバスを再利用しやすくしてくれるカードです。エクレシアでサーチできるので採用枚数を減らしても良いと思います。お好みで調整しましょう。
このデッキでは素引きしても使う機会が多かったので2枚にしています。アルバスだけでなくエクレシアやフルルドリスを特殊召喚できる点も打点強化において優秀です。フルルドリスの3,000打点は容易に出せる割に強すぎます。
パニッシュメントの不採用理由は、EXデッキから特殊召喚できなくなる縛りが次のメインフェイズでのアンデットの展開を邪魔するのと、アルバスや超融合などによる除去が他にあるからです。
☆エクストラ15
- 冥界龍 ドラゴネクロ、灰燼竜バスタード
アルバスの融合先です。本当はそれぞれ2枚ずつ入れたかったのですが、アンワドーハのルートを投入した結果1枚ずつの採用となりました。バスタードは融合先以外に天底の使徒で落とすための役割もあります。相手フィールドを壊滅できれば8,000ライフをキルできるぐらいのパワーがこのデッキにあるので、採用は1枚ずつで問題ないと思います。
- 捕食植物 ヴェルテ・アナコンダ
超融合を発動できるモンスターで、アンワとの相性は抜群に高いです。この枠は自由枠なので、トロイメアやクロシープなどお好みのEXモンスターに変えて調整すると良いと思います。
- ヴァンパイア・サッカー
アルバスの手札コストを補えます。手札補充効果に加えて、相手モンスターを相手フィールド上に特殊召喚する効果もアルバスと相性良いです。
隠者1枚でアンワドーハを築ける展開パーツです。枠を数枚使うので、隠者1枚からのアンワドーハルートを諦めて別のカードを入れることもアリです。
ハリファイバーはシューティングライザーを出せるので、屍界のバンシーやアルバスへのアクセス手段として使えます。
展開例
例1)不知火の隠者1枚
言わずと知れたアンワドーハルートです。
- 隠者を通常召喚、効果でユニゾンビを特殊召喚し馬頭鬼を墓地に送る
- 馬頭鬼で蘇生した隠者とユニゾンビでハリファイバー
- ハリファイバーの効果でグローアップブルームをリクルート
- ハリファイバーを素材にリンクロスをリンク召喚しトークン2体生成
- ブルームとトークン2体で武力の軍曹をシンクロ召喚しユニゾンビを蘇生
- ユニゾンビと武力でリヴァイエール、効果で馬頭鬼を除外ゾーンから帰還
- リヴァイエールと馬頭鬼でセキュリティドラゴンをリンク
- セキュリティドラゴンとリンクロスでユニオンキャリアーをリンク
- 馬頭鬼の効果でブルームを蘇生、ユニオンの効果でブルームにバンシーを装備
- ブルーム1体でリンクリボーをリンク
- ブルームの効果チェーン1、バンシーチェーン2でアンワ発動ドーハリクルート
アルバスの落胤が手札にあれば、ユニゾンビの効果によってアルバスを墓地に送り、ブルームの効果でドーハスーラの代わりにジャックをリクルートすれば、相手ターンにアルバスを蘇生しつつ妨害が可能です。
例2)天底の使徒+アンデットワールド(or 屍界のバンシー)
- 天底の使徒でバスタードを墓地に送りエクレシアをサーチ
- エクレシアを通常召喚しエンカウンターをサーチ、エンカウンターをセット
- アンデットワールドを発動
- エンドフェイズにバスタードの効果でアルバスの落胤をサーチ
相手ターンにエンカウンターを発動し、相手モンスターを融合召喚で巻き込めます。
アルバスのコストをバンシーにすると、アルバスの効果にチェーンするかたちでバンシーの効果を発動できドラゴネクロを融合できるようになります。
また、コストをブルームにしドーハスーラを立てる動きも強力です。
融合派兵+アンデットワールドだと、相手ターンではないですが、通常召喚権を使うことなく融合召喚できます。余った召喚権はユニゾンビでブルームを墓地に送ったり、エクレシアでフルルドリスをサーチしたりして使いましょう。
プレイング
序盤はアンデットワールドの発動、または、アンワドーハの布陣を立てれるように動くか、天底の使徒によるドラグマの動きを使ってアルバスの融合を準備していきます。
先行の場合、後攻よりも動きやすい利点を活かして妨害に徹しましょう。ポイントはドーハスーラやフルルドリス、無限泡影などモンスター無効をうまく使い、相手モンスターが棒立ちになるようにしてアルバスの融合素材を確保することです。先行では相手モンスターがいないことが多いので、アルバスの活躍機会はほぼないです。
逆に後攻を取ったとしても、アルバスやドーハスーラ、アナコンダなどがいれば相手の盤面を容易に突破することができるでしょう。
中盤以降は、ドラゴネクロやバスタードで殴っていき相手のライフを詰めていきます。
ドラゴネクロは実質3,000ダメージを叩き出せるので、馬頭鬼で蘇生したりΩの墓地効果でデッキに戻したりして再利用していきましょう。
バスタードは墓地に送られてもドラグマやアルバスを特殊召喚できるので、後続が尽きにくくなっています。馬頭鬼による蘇生で何回も使いまわすと強力です。
ドーハスーラはエクレシアの効果を使っても出せる優秀な制圧型モンスターなので、積極的に特殊召喚を狙っていきます。ブルームやハリファイバーを使えば楽に出せます。
このデッキの弱点はアンデットワールドが破壊されることです。
2枚目以降のアンデットワールドどうやって持ってくるかを念頭に置いてプレイしてください。バンシーを墓地に送れば良いですが、それでも物足りない場合ユニゾンビや牛頭鬼を追加するかEXにアドヴェンデット・セイヴァーを入れると良いと思います。
いかがだったでしょうか?
これを読んで、アルバスの落胤を使ってみたくなったかと思います。
アンデットとドラグマのコンボデッキはこれからもブログでまとめる予定ですので、良ければ今後とも当ブログをよろしくお願いします。
更新は不定期ですが、どうか末永くお付き合いください。
ご既読ありがとうございました。