【新ルール対応】大捕り物ヴァンパイア
今回はフリーで長く愛用しているヴァンパイアデッキを紹介します。
普段、コントロール色が強いヴァンパイアをフリーで使っていて、非常に気に入っています。自分の中でしっくりくるまで試行錯誤して、2年半ぐらい使い続けてこのタイプに落ち着きました。
今回の記事紹介にあたった理由は、4月からの新ルールへの変更に伴ってテーマが強化されたからです。
リンク召喚を経由しなくても、シンクロ(S)やエクシーズ(X)モンスターを展開できるようになるわけです。その恩恵がヴァンパイアデッキにも受けられるようになります。
サイドチェンジ無しなので、大会のセオリーと異なる部分があるかもしれませんがご了承ください。
何かご質問等があればコメントやツイッターにて答えれます。よろしくお願いします。
目次
デッキ内容
まずは、主要なカードと投入理由を紹介します。 カードの詳細については、こちらでカード画像をクリックすると手軽に確認できます。
☆メイン40
- 不知火の隠者、ユニゾンビ、馬頭鬼
このデッキの重要初動札です。ヴァンパイア・サッカー、ハリファイバーやΩにアクセスできるので、3枚投入です。馬頭鬼はゲームが長引くとジリ貧になってしまうので3枚です。ユニゾンビは墓地へ送るモンスターの種類が多いので、後引きでも腐りにくいです。
- ヴァンパイアの使い魔、ヴァンパイアの眷属
ヴァンパイアの必要カードをサーチできます。下級ヴァンパイアを3枚ずつ投入することによってデッキの安定性を上げました。使い魔はヴァンパイア・サッカーのドローエンジンのために、眷属はヴァンパイアの支配をサーチするために、どれも重要な役割を持っています。また、使い魔はこのデッキにおいてトリシューラの貴重なS素材です。
- ヴァンパイア・フロイライン、ヴァンパイア・スカ―ジレット
馬頭鬼や下級ヴァンパイア以外の展開手段になります。フロイラインは特殊召喚効果持ちであることと、戦闘破壊性能が優秀なので3枚投入してます(2枚にして他のカードに枠をさいても良いと思います)。スカ―ジレットは墓地蘇生効果から更なる展開に繋げれます。スカ―ジレットは蘇生効果+戦闘破壊で素材3体分になれるので、わりと重宝してます。スカ―ジレットは1枚でも良いですが、スカ―ジレット効果で他のスカ―ジレットを蘇生しランク6になれるので、2枚投入しなければ入れる意味がないと思います。
- 牛頭鬼、ゾンビキャリア
このデッキの潤滑剤です。それぞれ1枚投入で抑えています。手札にモンスターが溜まっているとき、牛頭鬼の手札からのss効果が役に立ちます。とくに、上級ヴァンパイアをリリース無しで召喚できることが評価高いです。ゾンビキャリアはレベル6と8のSモンスターを出しやすくしてくれます。牛頭鬼+ゾンビキャリアで獣神ヴァルカンを手軽に出せます。また、ゾンビキャリアは眷属や増Gとマネキンキャットにエクシーズでき、デッキからヴァンパイアや他のアンデット族モンスターにアクセスできるギミックを持っています。
- 異次元からの埋葬
長期戦を見越して、除外ゾーンの再利用のために1枚入れています。墓穴で除外されることもあるので、最近事故した経験はありません。
- 大捕り物
このデッキの核となるカードなので3枚です。相手モンスターをいただき、リンクやX素材にします。獣神ヴァルカンで再利用でき、返しの盤面処理を行いながら制圧に転じれます。精神操作と違って、先行のヴァンパイア・サッカー盤面を守ることを優先してます。
- ヴァンパイアの支配、ヴァンパイア・アウェイク
ヴァンパイアの魔法罠は色々ありますが、この2種類と領域1枚だけに絞ってます。支配は万能無効罠であり、使い魔や眷属のコストになるため3枚あっても問題ありません。素引きの場合、ヴァンパイア・サッカーを立てれば腐ることないでしょう。アウェイクは支配と同様に腐りにくく、支配と違って単体で機能するカードです。必要な場面に応じてスカージレットやフロイラインをデッキからssすることができます。カード名ターン1制限なので、初手で被らないようにするために2枚で良いと思います。この構築では3枚目を入れずに召喚権を増やせる領域にしています。
☆エクストラ15
- ヴァンパイ・サッカー
このデッキにおける手札補充要員です。先行で立てて守り切ることでゲームを有利に進めれます。また、スカージレットのリリース素材の確保やアストラムのリンク素材になれることも、このデッキにおいてグッドポイントです。もし破壊されても、馬頭鬼やスカージレットによって蘇生できるので、1枚でも機能すると思います。また、手札にヴァンパイアモンスターがいなくても、ヴァンパイアの支配の発動条件を満たしやすくしてくれるカードでもあります。
- ヴァンパイア・シェリダン
コントロールを奪った相手モンスターを素材にX召喚できるヴァンパイアの切り札です。素の打点が高く除去効果持ちで優秀です。枠の都合上1枚しか入れられませんでしたが、2枚以上入れても活躍すると思います。
- 獣神ヴァルカン
大捕り物を再利用し、かつレベル6のSモンスターなので、ある意味中盤の起点になるカードです。ユニゾンビ+眷属やレベル4アンデ+ゾンキャリで簡単に出せます。
展開方法
初動に色々なパターンがありますが、中でもヴァンパイアらしい展開例を紹介します。
例1)ユニゾンビ+使い魔(馬頭鬼)+ヴァンパイアカード
- ユニゾンビを通常召喚し、手札の使い魔とデッキの馬頭鬼を墓地に送る
- 馬頭鬼の効果で使い魔を蘇生
- 使い魔の効果で眷属をサーチ
- ユニゾンビと使い魔でサッカーをリンク召喚する
- 使い魔の効果で手札の眷属を捨てて自己蘇生(サッカーで1ドロー)
- 眷属の効果でヴァンパイアカードを捨てて自己蘇生し、効果で支配をサーチ
- 使い魔と眷属でマスカレーナをリンク召喚し、支配をセット
これで、支配によって何でも無効にできますし、マスカレーナ効果をつかえばユニコーンによる妨害盤面ができあがります。アストラムを出せれば、なお強固です。
支配の代わりにアウェイクをサーチして、相手ターンにスカ―ジレットを特殊召喚すれば、墓地のヴァンパイアモンスターを蘇生しつつ1ドローが狙えます。
ヴァンパイアサッカーを維持でも守りたいのであれば、使い魔をリンクリボーにしても大丈夫です。とくに、他の手札が増Gや大捕り物など妨害札で固まっている場合に強力です。
例2)ユニゾンビ+眷属(馬頭鬼)
相手ターンにトリシューラを出すルートです。
- ユニゾンビを通常召喚し、手札の眷属とデッキの馬頭鬼を墓地に送る
- 馬頭鬼の効果で眷属を蘇生し、眷属の効果でアウェイクをサーチ
- 眷属とユニゾンビでハリファイバーをリンク召喚しチューナーss
- アウェイクをセットし、ターンを回す
- 相手ターン、ハリファイバーの効果でシューティングライザーをS召喚し、効果でスカ―ジレットを送る
- アウェイクを発動しデッキからスカ―ジレットss
- スカ―ジレットの効果で墓地の眷属を蘇生し、眷属の効果でヴァンパイア魔法罠サーチ
- ライザーとスカ―ジレットと眷属でトリシューラ
相手ターンにトリシューラを繰り出せば、相手の戦略をコントロールするまでもなくズタボロにできます。他に展開手段があれば、ハリファイバーで出したゾンキャリと素材にでき、サッカーでドローを狙いにいけます。
ハリファイバーとライザーの効果を組み合わせてデッキ内容を変えていけば、展開手段が何通りもありそうですね。エクストラのSチューナーのバリエーションを増やして、相手ターンにできることを増やすということです。グリオンガンドやフェニキシオンなど、お好みのモンスターを選んで組み替えると良いと思います。
対面のデッキが判明していないなら、例1のほうが展開の難易度が低く安定性がありますが、例2のほうが破壊力抜群です。
例2はコントロールした後の中盤以降にすると、相手の墓地やフィールドのレパートリーが限られるので効果的だと思います。
プレイング
上記で書いた初動展開札があれば、迷いなくサッカーやハリファイバーを立てましょう。
サッカーやハリファイバーが立てれない場合、使い魔や眷属のサーチによって手札を整えていきます。
大捕り物はサーチが効かないので、サッカーのドロー効果を積極的に使っていきます。
中盤以降は、SやXモンスターによって相手の盤面を削りにいき、相手を消耗させていきましょう。
墓地が肥えているアンデット族に不可能はありません。馬頭鬼やスカ―ジレットでシェリダンやフロイラインなどを蘇生しビートしていきます。
大捕り物や支配を使う以上、相手のデッキのマストカウンターを見極める必要があります。使っていくことでマストカウンターを見極める目が養われると思います。根気強く使っていきましょう。
ヴァンパイアの構築案(おまけ)
最後に、今回紹介したデッキタイプと異なるタイプを紹介して終わります。
こちらのブログにて大会で優勝結果を残したヴァンパイアデッキのレシピが何種類か載っています。2018年頃の環境の優勝報告ですが、興味があればのぞいてみてください。
↓
【ヴァンパイア デッキ】大会優勝デッキレシピまとめ | 回し方,採用カードも - きりぶろ! - 遊戯王カードの最新情報まとめブログ
結果報告やデッキレシピだけでなく、各カードの解説と考察が載っており、かなりボリュームがあって良いページです。
以上で終わります。
長文を読んでくださり、ありがとうございました。