遊戯王OCG アンデット族講座

アンデット族モンスターが好きな方必見‼

【死へと導く露払い】プシュコポンポスコントロール【略してプシュコン】

 

 

 

今回は、死眼の伝霊ープシュコポンポスを活かしたコントロールデッキを紹介します。

 

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プシュコポンポスの設定画


 

紹介に至った理由は、Twitterのアンケート企画にてプシュコポンポスの記事を希望する票が最も多かったので紹介に至りました。票が集まった理由は、おそらく、アンデット族デッキ愛好家の中でも、扱いに困ったカードの一枚といえるからだと思います。というのも、プシュコポンポスの効果が、他のカードにはない特殊な効果を持っているからです。

 

 

プシュコポンポスはドーンオブマジェスティに収録された新規レベル2アンデット族モンスターです。地属性で攻守0のステータスでチューナーという、サポートカードに恵まれたステータスを持っています。後述しますが、モンスター効果が少し特殊で、自身が除外された次のターンに帰還し、相手の場に干渉する効果を持っています。

 

アンデット族で特殊な効果をもらうのは、いつも通りですけどね(笑)。

「死眼」としてテーマ化してくれたら嬉しいのですが、プシュコポンポス単体でも十分に戦っていけると思ったので、今回デッキを作ってみました。あと、設定画含めてイラストが超好みです!(背景のボーンタワーも、世界観の統一要素があってGood)。

 

前置きはこのあたりで、さっそく構築を見ていきましょう。

 

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デッキ構築はサイドを考えておらず、大会のセオリーと異なる部分があるかもしれませんがご了承ください。

 

何かご質問等があればコメントやツイッターにて答えれます。よろしくお願いします。

https://twitter.com/azuki_painter?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor

 

目次

 

デッキ内容

 

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まずは、主要なカードと投入理由を説明します。カードの詳細については、こちらでカード画像をクリックすると手軽に確認できます。

 

www.db.yugioh-card.com

 

☆メイン40

  • 死眼の伝霊ープシュコポンポス

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このデッキのメインカードです。カード名で1ターンに1度だけの効果発動制限があり、初動札ではないため、1枚だけの採用です。ただ、隠者をリリースすることでデッキからプシュコポンポスを呼び出せます。実質、4枚採用ですね。また、エルドリクシル魔法罠やハリファイバーからでも特殊召喚することができます。

特殊召喚成功時、相手の墓地のカードの種類がモンスターよりも魔法罠の方が多ければ、相手が選んでモンスターを墓地に送れます。逆に、モンスターの方が多い場合、相手が墓地からモンスター1体を選んで除外しプシュコポンポスが除外されます。もう一つの効果は、除外された次のターンのエンドフェイズに自身を帰還する誘発効果があります。

効果のデザイン上、プシュコポンポスの墓地除外効果を起動すると自身がフィールドから除外されるので、次のターンに再び帰還させることができます。相手の墓地のモンスターがなくなるまで、自分と相手ターン毎に墓地のモンスターを除外することが可能です。これを、以降「除外ループ」と名義します。

理想としては、相手の墓地にモンスターよりも魔法罠の方が多い状態で、相手ターンに紅き血染めのエルドリクシル等でプシュコポンポスを特殊召喚し、効果で相手モンスター1体を対象を取らずに墓地に送れるので、これを主に狙っていきます。もちろん、オルフェゴールやスクラップ、電脳界など展開に墓地を経由するテーマに対しては、墓地除外効果も有効に働きます。つまり、プシュコポンポスのおかげで、エルドリクシル魔法罠が除去札になるということです。

プシュコポンポスのモンスター墓地送り効果を使うと除外されず場に残ってしまうので、除外ループの軌道に再び乗せるギミックが必要になります。主に、リンクやシンクロ(S)素材に使用し墓地に送り、墓地から除外するか蘇生すればループに再び乗せることができます。幸い、このデッキにはコンキスタドールやワッケーロ、攻守0の悪魔など、素材を用意することは簡単にできるように設計しています。墓地から蘇生しても除外ループの軌道に乗せれるので、必要に応じてエルドリクシル魔法罠やバロネス、馬頭鬼などで蘇生しましょう。

余談ですが、除外された段階で次のターンに発動することが確約されているので、抹殺の指名者で除外しても、次のターンのエンドフェイズに問題なく発動します。なぜなら、ターンを跨げば抹殺の指名者の効果が切れるからです。メタファイズと同じ要領ですね。本デッキは紅き血染めのエルドリクシルでプシュコポンポスをデッキから特殊召喚したいので、抹殺の指名者は不採用にしています。

応用で、シューティングライザードラゴンの効果で墓地に送られたターンに除外しても、次のターンに帰還させることができます。このデッキでは採用していませんが、シューティングライザーで墓地に送り、レベル5のモンスターとS召喚してブラッドローズドラゴンを出せば、プシュコポンポスを除外ループの軌道に乗せる事ができます。他にも、レベル2のモンスターを素材に妖神をS召喚して墓地のプシュコポンポスを除外できます。攻撃力が0なので、戦神-不知火で墓地から除外できないことには注意してください。

 

  • 暗黒の招来神、混沌の召喚神、七精の解門

キュリオスをリンク召喚できる解門セットです。暗黒の招来神と七精の解門は初動のために3枚採用、混沌の召喚神はキュリオス展開の中でサーチしたいので、1枚採用です。

七精の解門の効果は、場にレベル10モンスターがいれば墓地の永続魔法を手札に加えれれます。キュリオスでデッキから永続魔法を墓地に送った後、エルドリッチやバロネスを特殊召喚すれば解門の効果で永続魔法を回収できます。エルドランドやカイザーコロシアム、不知火流 伝承の陣を状況に応じて疑似サーチできます。

 

  • 不知火の隠者、ユニゾンビ、馬頭鬼

このブログでかなり使われているいつものカード達です。

隠者はプシュコポンポスをリクルートでき、かつ、1枚でハリファイバーやΩに変換できるので、3枚採用しています。

ニゾンビは馬頭鬼の他にエルドリッチやヴァンパイアグレイスも墓地に送れるので3枚採用でも大丈夫ですが、エルドリッチとのシナジーは皆無なので、1枚減らして2枚採用に落ち着いてます。チューナーなので、黄金卿の罠モンスターやヴァンパイア、下級悪魔族などとS召喚できます。

馬頭鬼は素引きしたくないので1枚採用です。1枚採用ですが、役割はかなり重要です。初動でハリファイバーやΩの展開に必要であり、また、墓地でくすぶっているプシュコポンポスを特殊召喚して除外ループの軌道に乗せるため、1枚は必要だと思います。ヴァンパイアグレイスを蘇生させるトリガーにもなります。

  

  • 黄金卿エルドリッチ

初手で素引きしたくない、かつ、1枚手札に来てしまってもデッキから出せるようにするために、2枚採用しています。墓穴などで1枚除外されても、デッキを回すための保険になりえます。初動で最優先で特殊召喚したいカードです。理由は3つあり、七精の解門の回収効果を使え、エルドリクシルでプシュコポンポスやヴァンパイアデュークを特殊召喚できるようになり、黄金卿罠の妨害効果を発揮できるからです。必要であれば、ユニゾンビやキュリオスで墓地に送った方が後々のためになるくらい、最も重要なカードです。

 

  • ヴァンパイア・グレイス、ヴァンパイア・デューク

相手のデッキから魔法罠を墓地に送るために1枚ずつ採用しています。エルドリクシルやユニゾンビでデッキからアクセスできるので、1枚でも問題ありません。

グレイスはレベル5以上のアンデット族モンスターがアンデット族モンスターの効果で特殊召喚されたとき、2,000ライフを払うことで墓地から蘇生できます。エルドリッチの効果で、エルドリッチを手札から特殊召喚したとき、墓地から蘇生できます。あと、相手のデッキから魔法罠を1枚墓地に送る効果はカード名ターン1ではないので、一度フィールドから離れて再びフィールドに戻すと、もう一度起動効果を発動できます。例えば、リリースしてデュークをアドバンス召喚し、デュークの効果で蘇生すれば、手札消費1枚で2回効果を使えます。

デュークは特殊召喚に成功したとき、相手のデッキから魔法罠を1枚墓地に送れます。エルドリクシル特殊召喚し、効果を発動しましょう。「~時、できる。」なので、チェーン2以降に特殊召喚するとタイミングを逃します。また、闇属性エクシーズ(X)モンスターの素材にしか使用できない効果外テキストがあるので、エルドリッチデッキでよく採用される、プレアデス等に使えないです。本デッキではデスキマイラドラゴンを採用しています。リンクやS素材には普通に使えるので、バロネスや妖神、ヴァンパイアサッカーなどの素材にできます。

 

エルドリッチやその他アンデット族モンスターにアクセスするために、白き宿命と永久以外は3枚ずつ採用しています。他に採用したいカードがあるなら、ここから枚数を減らすと良いと思います。

  

  • カイザーコロシアム

相手の展開を抑制でき、かつ、キュリオスで疑似的にサーチできる永続魔法です。プシュコポンポスのコントロール性能は、相手の展開に依存しやすいので、完全に蓋を閉めるような、スキルドレインやセンサー万別などは不採用にしました。差別点としては、羽根箒等の破壊で墓地に送られても、解門でサルベージできる点です。プシュコポンポスの墓地送り効果は相手が選んで墓地に送るので、カイザーコロシアムで相手モンスターゾーンの上限を制限できると、狙った相手モンスターを墓地に送りやすい状態を作ることができます。ゲーム開始の先行1ターン目は、相手が何のデッキかわからないので、可能であれば張っておくと勝率が上がります。似たような効果で、サモンリミッターやサモンブレイカーがあり、こちらもプシュコポンポスやエルドリッチと相性が良いと思います。

 

  • 不知火流 伝承の陣

フィールドと墓地のアンデット族モンスターを除外できる永続魔法です。上述のキュリオスで疑似サーチできるため、1枚採用にしています。プシュコポンポスの除外ループを軌道に乗せることが主な役割です。例として、ハリファイバーでプシュコポンポスを特殊召喚し、伝承の陣でフィールドから除外してデュークを墓地に送るといった具合です。滅多にありませんが、フィールドのアンデット族モンスターを除外して、デッキからプシュコポンポスを墓地に送ることもできます。変わり種として、フィールドか墓地の隠者を除外し、すでに除外されてる妖神を帰還させるというギミックもあります。

初手にきたら、エルドリッチの効果コストで捨てましょう。

 

  • 封印の黄金櫃

エルドリッチをすぐに立てれない場合、プシュコポンポスをあらかじめ除外することで、召喚権を使わずに無理なくアクセスできます。2ターン後に手札に加わることを利用して、雑にユニゾンビや死者蘇生を除外しても良いと思います。他に採用したいカードがあれば、デッキから抜いても大丈夫です。

 

  • 墓穴の指名者

手札誘発モンスターはこのデッキにおける天敵です。プシュコポンポスの効果を発動したとき、相手の墓地に灰流うららやヴェーラー、ロンギヌス等があれば、相手の逃げ道となりえます。どのデッキにも、手札誘発モンスターは高確率で採用されているので、腐る場面は少ないと思いますが、他に採用したいカードがあれば墓穴を抜いても良いと思います。ただ、自分の展開を通すためにも、採用するべきだと思います。

エルドリッチには、ワッケーロが墓地除外効果を持っているので、墓穴と合わせて墓地のモンスター数を調整していくことがポイントとなります。よって、墓穴を採用することで、よりプシュコポンポスの効果を発揮しやすくなれると思います。

 

 

 ☆エクストラ15

このデッキにおけるメインエンジンです。暗黒の招来神か七精の解門が1枚あればリンク召喚でき、デッキから好きなカードを墓地に送れます。 基本的に、解門で回収したい永続魔法かアンデット族モンスターを墓地に送ります。強制の誘発効果でデッキの上からカードを3枚墓地に送れるので、運が良ければ黄金卿やエルドリクシル魔法罠が落ちると、墓地効果を発動しデッキからエルド罠をセットできます。

同じ属性で異なる種族のモンスター3体を素材にするので、少し条件が厳しいですが、エクストラデッキのモンスターを使えば無理やり召喚することが可能です。本デッキで現実的な組み合わせは、闇属性でアンデット族と悪魔族、サイバース族、魔法使い族、ドラゴン族、天使族です。

 

  • 妖神‐不知火

自分フィールド・墓地のモンスターを対象を取らずに除外して様々な効果を適用できます。効果処理時にモンスターを除外して効果を適用できるので、効果が無効にならない限り、何かしらの仕事をしてくれる優秀なモンスターです。妖神自信を除外することで、相手のモンスターと魔法罠を対象を取らずに破壊できます。

そして、プシュコポンポスの除外ループの軌道に乗せる役割があります。コンキスタドールやワッケーロとS召喚し、効果で墓地のプシュコポンポスを除外すると、次のターンのエンドフェイズにプシュコポンポスの効果を起動できます。

 

  • ヴァンパイア・サッカー

アンデット族デッキにおけるドローソースです。相手の墓地のモンスターをアンデット族モンスターとして相手フィールドに蘇生できるので、相手の墓地のモンスター数を調整できます。フィールドに残ったコンキスタドールやワッケーロを墓地に送るためにも便利です。相手フィールドのアンデット族モンスターをリリース素材に使えるので、手札に来てしまったグレイスやデュークをリリースなしで召喚することができます。後述しますが、マネキンキャットとシナジーがあります。

 

  • 水晶機巧ーハリファイバー、シューティング・ライザー・ドラゴン

両者はプシュコポンポスにアクセスできます。招来神・解門やエルドリッチの展開と直接関係ありませんが、隠者ユニゾンビ採用の影響で採用しています。

ハリファイバーの効果で相手ターンにSチューナーを特殊召喚できるので、ライザーをS召喚し墓地にプシュコポンポスを送れます。レベル5になったライザーとレベル5の黄金卿罠モンスターで相手ターンにバロネスをS召喚すれば相手を妨害でき、次のターンのスタンバイフェイズにバロネスを戻してプシュコポンポスを特殊召喚できます。このデッキでは、ライザーの他に冥府の執行者 プルートがSチューナーです。

ハリファイバーとライザーは、フィールドに残ったプシュコポンポスを墓地に送るためにも利用できます。プシュコポンポスはチューナーなので、他のモンスターと素材にハリファイバーになれるところが優秀です。伝承の陣などの除外手段やエルドリクシル魔法罠があれば除外ループに乗せることができます。

 

  • No.5 亡朧竜 デス・キマイラ・ドラゴン

戦闘を行ったバトルフェイズ終了時に、相手の墓地のカードを1枚デッキトップに置けます。ランク5なので、エルドリッチ展開の合間でX召喚できます。デュークや黄金卿罠、レベル5になったライザー、プルートと素材には事欠かないと思います。無難にアドレウスに変えても良いと思います。

 

  • No.29 マネキンキャット

場に残ったプシュコポンポスと招来神でX召喚します。解門の効果から手札を1枚捨てることで毎ターン墓地から招来神を蘇生できるので、ハリファイバーと選択して出すことができます。X素材を取り除くことで、相手の墓地のモンスターを相手フィールドに特殊召喚できるので、相手の墓地のモンスター数を調整できます。特殊召喚したモンスターの種族・属性が合っていれば、更なる展開が可能になります。地属性モンスターを相手フィールドに特殊召喚し、マネキンキャットの効果でエクシーズ素材のプシュコポンポスを墓地に送りそのまま蘇生することでプシュコポンポスの除外ループを起動させることができます。攻撃後はアーゼウスに変換すると強いです。

ヴァンパイアサッカーとフィールドにいるとき、サッカーの効果で相手モンスターをアンデット族モンスターとして相手フィールドに特殊召喚すれば、マネキンキャットの効果で手札・デッキ・墓地からアンデット族モンスターを特殊召喚できます

 

  • 冥府の執行者 プルート

墓地のモンスターを除外して相手モンスターを裏側守備表示にできます。展開に余ったユニゾンビと招来神・召喚神でS召喚するか、ハリファイバーで相手ターンにS召喚します。墓地のプシュコポンポスを除外ループに入れることができ、バロネスやデスキマイラの素材になります。

 

 

 

展開例

エルドリッチを最優先で特殊召喚します。

解門や招来神があれば、エルドリッチを立てることは容易だと思います。

 

解門(招来神)+エルドランド=キュリオス+エルドリッチ+カイザーコロシアム+紅き血染め

このデッキにおける最小手札枚数の展開です。

カイザーコロシアムの状況下で、相手ターンにプシュコポンポスかデュークを特殊召喚できます。 

 

  1. 解門で招来神をサーチし招来神と召喚神を召喚
  2. 召喚神でリンクリボーをリンク
  3. エルドランドでエルドリッチをサーチ
  4. 解門でエルドリッチを捨て召喚神を蘇生
  5. 召喚神でサクリファイスアニマをリンク
  6. 招来神リンクリアニマでキュリオス
  7. キュリオスでカイザーコロシアムを墓地に送る
  8. エルドランドをコストにエルドリッチを蘇生
  9. エルドランドの効果でワッケーロを墓地に送る
  10. 解門でカイザーコロシアムを回収し発動
  11. ワッケーロで紅き血染めをセット

 

 

プレイング

エルドリッチテーマの安定性により、展開に困ることはないと思います。ポイントは、プシュコポンポスの特殊召喚タイミングと、相手の墓地のモンスター数の調整に気を使わなければなりません。

 

序盤は解門か招来神でキュリオスをリンク召喚していきます。ここで、解門と隠者が同時に手札に来た時は、解門を優先して展開します。理由は、隠者でプシュコポンポスにアクセスできるので、中盤以降に取っておきたいからです。エルドリッチの罠が多めの手札の場合は、何も考えずにガン伏せしてください。カイザーコロシアムがあれば、相手の展開を自分のコントロール下に置きやすくなるので、ノータイムで発動しても問題ありません。

 

中盤以降は、プシュコポンポスを軸に、墓地除外やコンキスタドール、バロネスなどを駆使して、相手の展開をコントロールしビートしていきます。バロネスや永久に輝けしなどで、相手の展開を妨害していけば、相手の墓地にモンスターが溜まることなくプシュコポンポスの除去効果を発揮できると思います。コントロールデッキの性質上、相手のデッキの特徴を理解していなければいけません。逆に言えば、様々なデッキに対して柔軟に対応できるはずなので、状況に応じて自分の展開を取捨選択していきます。可能であれば、相手の墓地のモンスターを除外して数を減らしておくか、ヴァンパイアの吸血効果で相手のデッキから魔法罠を落としてもらい魔法罠の数を増やしましょう。致命的な弱点として、相手の墓地のモンスターと魔法罠の数が同じ場合、プシュコポンポスは効果を発動できないので、墓地確認は念入りに行いましょう。

そして、プシュコポンポスを特殊召喚し相手の墓地があるだけ除外ループを起動させます。相手の墓地に魔法罠の方が多い場合は、純粋に除去札として活用します。ただ、序盤に除去できるモンスターは初動モンスターに限られるので注意してください。プシュコポンポスの効果の性質上、展開後のモンスターが出た後に特殊召喚すると、多くの場合相手モンスターを除去できません。展開後は相手の墓地にモンスターが溜まっているはずなので、プシュコポンポスを特殊召喚しても、墓地のモンスターを除外する効果が発動してしまいます。先行を取られて大量展開された場合も、相手の墓地にモンスターが溜まってしまうので、ブラッドローズドラゴンのようなリセットカードを入れても良いかもしれません。そして、終盤になってくると相手の墓地のモンスター数が多くなってくるので、プシュコポンポスの除去効果が発動しづらくなります。その場合は、プシュコポンポスを毎ターンの墓地除外要員として割り切って、別の除去カードで対応してください。墓地のモンスターが再利用できなくなるだけでも、相手にとって十分に苦しいはずだと思います。このように、序盤でも終盤でも微妙に扱いづらいところが、多くのアンデット族愛好家から敬遠される理由の一つだと思います。愛を持ってプシュコポンポスを扱いましょう。

バロネスは効果無効と盤面除去に加え、墓地からプシュコポンポスを蘇生できる性能があるので、S召喚できるに越したことはありません。バロネスはレベル10モンスターなので、解門で永続魔法を回収できます。維持しておくだけでも、強いコントロール性能が見込まれます。とりあえずのゴール地点として、バロネスを設定しておくと動きやすいと思います。また、バロネスを承影に変えても、盤面と墓地を除外できるので強いと思います。

 

弱点は墓地除外とフルモンデッキです。こっちの墓地の除外も刺さりますが、相手の墓地すら枚数がないとプシュコポンポスが起動できません。マクロコスモスはキュリオス展開やヴァンパイアだけでなく、エルドリッチの除去効果すら機能できなくなります。タイミング良くコンキスタドールの破壊効果を使うしかありません。ふわんだりぃずは鴨です(鳥だけに)。フルモンの場合、相手の墓地に魔法罠が存在することがないので、プシュコポンポスの除去効果を発動できません。大半のフルモンは墓地リソースを使うので、墓地除外を繰り返えせばまだ勝機はあると思います。

 

付録

プシュコポンポス設定画の公式ツイッターです。かわいい世界観ですね~。

 

 

いかがだったでしょうか?

 

この記事をきっかけに、プシュコポンポスをデッキに入れるデュエリストが少しでも増えたら良いと思います。単純に、アンワドーハやヴェンデット、ネクロフェイスデッキデスなど、既存のアンデット族デッキに入れても活躍すると思います。牛頭鬼や不知火の武士、ヴェンデットボーンなど墓地除外方法は豊富に存在します。

 

少し扱いづらいですが、ポテンシャルが感じられるプシュコポンポスを、どうかよろしくお願いします。

 

最後に、ブログの更新が遅れてしまい、申し訳ありません。

デッキ構築が難航したため遅れてしまいました。

 

 

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

次回の更新をお楽しみください。